SQLとは?|データベース言語のSQLについて、できることなど含めて3分でわかりやすく解説
SQLとは、1970年代に開発されたデータベース言語のことです。
エドガー・フランク・コッドさんが提唱をしたリレーショナル型データベースの概念をもとに作れました。
SQLは、Structured Query Languageの略です(国際標準としてのSQLは略語ではないとのこと)。
データベース言語
SQLは、データベース言語であり、プログラミング言語ではありません。
SQLは、あくまでデータベースを操作するための言語です。
しかし、Webアプリケーション開発などでは、データベースは切っても切れない関係にあります。
そのため、SQLはプログラミング言語ではないものの、好きなプログラミング言語にSQLが入っていることがあります。
SQLの種類
SQLで出来ることは大きく分けると3つです。
データ操作、データ定義、データ制御の3つです。
1つずつ説明します。
SQLの種類「データ操作」
ファッション通販サイトを例に、みてみましょう。
まず、データ操作についてです。
データベースには、会員登録をしたユーザー情報などのデータを格納することができます。
SQLでは、そのデータベースから、特定の条件にあったものを抽出できます。
例えば、20歳以上のユーザーを抽出したり、東京に住んでいるユーザーを抽出したりできます。
他にも、SQLでは、20歳未満のユーザーを削除したり、年齢を更新したり、新しいユーザーのデータを追加したりできます。データを操作する言語のことをDML(Data Manipulation Language)、データ操作言語といいます。
SQLの種類「データ定義」
次に、データ定義についてです。
ファッション通販サイトで、新しい服を販売することになったとします。
そうすると、新しい服の商品名や値段を登録する必要があります。
データベースには、表形式のテーブルといわれるものにデータを登録します。
SQLでは、新しい服の商品名や値段を登録するテーブルや、データベースそのものを定義することができます。
データを定義する言語のことをDDL(Data Definition Language)、データ定義言語といいます。
SQLの種類「データ制御」
最後に、データ制御についてです。
ファッション通販サイトの従業員全員が、ユーザーの情報を閲覧できるとなると情報セキュリティの観点からよくありません。
そこで、SQLでは、データベースを利用できる権限を与えたり、権限を剥奪したりすることができます。
データを制御する言語のことを DCL(Data Control Language)、データ制御言語と言います。