IDEとは、Integrated Development Environmentの略で、日本語では統合開発環境と呼ばれています。
IDEは、プログラミングするときに必要な機能を1つにパッケージングしたソフトウェアのことです。
IDEは使いこなすことができれば、プログラミングを楽に行えますし、システム開発する際に使われています。
IDEを使うメリットはなんでしょう?
IDEを使うメリットは、プログラミングを始めるまでの準備、つまり、環境設定の手間が大幅に省けます。
IDEを使わない場合は、プログラミングするためのエディタや、プログラムをコンピュータが理解できるようにするために必要なコンパイラなどを、自前で一つ一つ用意・設定する必要があります。
IDEはそれらを一つにまとめてあり、さらに多くの場合はIDEをインストール後すぐに使えるようセッティングされているので、初心者の方がプログラミングをする場合はIDEを使うことがおすすめです。
とにかくIDEを使ってみたいなら「Eclipse」
ケース別おすすめIDEを5つご紹介します。
最初は「Eclipse」です。
EclipseはIBM社が開発したIDEで、長い歴史を持っています。
元々はJavaでの開発をサポートするIDEでしたが、プラグインを導入することでJava以外の他の言語に対応可能です。
表示内容やメニューは基本的には英語ですが、初めから日本語化対応されているバージョンもあります。
また、日本語の解説サイトも多いので、初心者におすすめなIDEです。
自分好みにカスタマイズしたいなら「Visual Studio Code」
2つめに、Visual Studio Codeです。
Visual Studio Codeは、Microsoftが開発したIDEです。VScodeとも呼ばれたりしています。
2015年に登場した比較的新しいIDEですが、Stack Overflow(エンジニアの質問・回答サイト)が発表したランキングではVisual Studio Codeが最も人気な開発環境に選ばれています。
Visual Studio Codeでは自分の好みのカスタマイズを施すことで、開発の快適さや効率性を上げられます。高いカスタマイズ性がが人気の理由の一つになっています。
マルチプラットフォーム開発に強い「Visual Studio」
3つ目に、Visual Studioです。Visual StudioはMicrosoftが開発したIDEです。
元々はWindowsデスクトップアプリを開発することが目的のIDEでした。
しかし、現在では、IDEに付属している「Xamarin」と呼ばれる機能を使うことで、様々なプラットフォームに対応したアプリケーションを開発可能でし。
webアプリケーション、デスクトップアプリ、Androidアプリ、iOSアプリなどのプラットフォームにマルチに対応できる優れたIDEに進化しています。
Androidアプリ開発をしたいなら「Android Studio」
4つ目に、Android Studioです。
Android StudioはGoogleが開発したIDEです。
その名の通りAndroidアプリを開発するために作られた特化型IDEです。
Androidスマホのエミュレータを起動して、パソコンのみで作ったアプリの挙動などを確認することができます。
iOSアプリ開発をしたいなら「Xcode」
最後に、Xcodeです。
XcodeはAppleが開発したIDEです。
こちらもAndroid Studioと同じで、iOSやMacアプリを開発するために特化したIDEです。
iPhoneやiPadなどのエミュレータを起動してアプリの挙動を確認できます。
ただし、XcodeはMacでのみ使える開発環境なので、Mac OSの入ったパソコンが必要になります。
CSS、JavaScript、プログラミング言語については別で解説します。
ぜひご参考ください。