Webサービスとは何か?|Webサイト、Webアプリケーションとの違いを用いてわかりやすく説明

用語解説

この記事の執筆・監修

キノコード
キノコード    

テクノロジーアンドデザインカンパニー株式会社のCEO。
日本最大級のプログラミング教育のYouTubeチャンネル「キノコード」や、プログラミング学習サービス「キノクエスト」を運営。
著書「あなたの仕事が一瞬で片付くPythonによる自動化仕事術」や、雑誌「日経ソフトウエア」や「シェルスクリプトマガジン」への寄稿など実績多数。

Webサービスとは

Webサービスという言葉には、2つ意味があります。
専門的な用語と一般的な用語です。

一般的な用語としてのWebサービスは、インターネットを通じて提供されているサービスのことを指します。
サービスなので、物理的な製品ではなく、非物質的な価値を提供するものです。
サービスは、顧客のニーズや問題を解決するために提供されるものであり、一般には直接的な物的交換が伴わないことが多いです。
たとえば、教育、コンサルティング、医療などがサービスの例です。

専門的な用語としてのWebサービスは、簡単にいってしまえば、WebAPIです。
APIとは、Webサービスやソフトウェアの機能を、別のWebサービスやソフトウェアに提供するものです。
APIの正式名称は、Application Programming Interfaceといいます。
APIには、天気予報のWebサービスから天気情報を引っ張ってくるAPIや、株価の情報を引っ張ってくるAPI、地図情報を引っ張ってくるAPIなどがあります。
インターネットを通じて提供されるAPIをWebAPIといいます。
Webサービスは、WebAPIとほぼ同義であり、Webサービスとは、データや機能をAPIを通じて他のソフトウェアやシステムに提供するものを指します。

以上が、Webサービスの意味です。
Webサービスというと、一般的には、インターネットを通じて提供されているサービスと思ってもらえればよいでしょう。

WebサービスとWebアプリケーションの違い

Webサービスという単語と似ている言葉として、Webアプリケーションという言葉があります。
この違いを説明します。

例えば、Webサービスの中には、ログインしたり、コメントを書いたり、商品を購入する機能を持っているものがあります。
そして、ユーザー1人ひとりにIDとパスワードがあって、それをもとにログインができたり、自分が過去に購入した商品を見たり、自分の名前でコメントができたりと、ユーザーごとに見える内容や動作が変わりますよね。
ユーザーごとに見える内容や動画が変わる機能を"動的な機能"といいます。
これらの動的な機能を持ったものを「アプリケーション」と呼びます。
また、インターネットを通じてアプリケーションを利用しているので、Webアプリケーションといいます。
つまり、YouTube、Amazonなどは、Webアプリケーションと言うことができます。

Webアプリケーションとは、インターネットを通じて提供されている、動的な機能を持ったプログラムです。

したがって、Webサービスは、アプリケーションを、インターネットを通じて提供されているサービスといってもいいでしょう。

WebサービスとWebサイトの違い

では、WebサービスとWebサイトはどう違うのでしょうか?

まず、先ほど説明したWebアプリケーションとWebサイトの違いについて説明しますね。
Webアプリケーションは、動的な機能を持ったものと説明しました。
これでピンときた人がいるかもしれません。
そう、Webサイトは、動的な機能がありません。静的な機能のみです。
ブログ、コーポレートサイトなどがWebサイトの代表例でしょう。
つまり、Webサイトとは、インターネットを通じて提供されている、主に静的な情報を含むプログラムです。

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