【Python入門・応用】基礎から実践に必要な応用までを一気に習得(初心者〜中級者向け)|01.コース紹介

はじめに

こんにちはキノコードです。
キノコードでは、まだプログラミングを学習したことがない方も気軽に学習ができるように、「Python超入門コース」を作り、多くの方にご視聴いただきました。
このPython超入門コースは、Pythonの学習の入り口としていただくため、応用的な内容にはあえて踏み込みませんでした。
今回の「Python入門コース」は、この次に学びたいことや、より実践に向けた応用の知識を学習するコースです。
プログラミングやPythonを学んで、作りたいものはありますか?プログラミングをはじめてみたいと思ったきっかけはなんでしょうか?
仕事の自動化、データ分析、Webアプリ開発、機械学習、など、さまざまなきっかけがあると思います。
これらを実現するためには、「Python超入門コース」の知識だけではちょっと物足りません。
そのため、このコースはPython超入門コースの内容に加えて、Pythonを学習していく上で必要な知識を一気通貫で習得できるコースにしました。
Pythonの初学者の方が必要な知識を最短で習得し、Webアプリ開発や仕事の自動化などのやりたいことへの学習へ、スムーズにステップアップいただければと思います。
また、既にPython超入門コースを学習された方にとっても、復習をしながら、応用範囲の学習をしていただける有益なコースになっているはずです。
ぜひご自身のPythonの学習のステップアップにこのコースをご活用ください。
KinoCodeではPythonのレッスンを始め、たくさんのプログラミングの動画を発信しています。
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Pythonとは

はじめに、Pythonについて説明します。
Pythonは、1991年にオランダ人のグイド・ヴァンロッサムさんが開発したプログラミング言語です。
Pythonという名前は、ヴァンロッサムさんが好きだったテレビ番組の『空飛ぶモンティ・パイソン』からとりました。
そのため、Pythonを直訳した「ニシキヘビ」とは関係ないですが、アイコンにヘビが使われることが多いです。
Pythonはオブジェクト指向言語です。
オブジェクト指向言語とは、オブジェクト指向開発という「データと処理」を1セットとしてプログラムを組み立てていく開発手法に適した言語のことです。

また、Pythonは学びやすい言語です。
Pythonは「文章を読むようにわかりやすいコード」を目標に作られたプログラミング言語です。
実際に、読みやすく、書きやすい言語と言えるでしょう。
例を1つ挙げてみましょう。
「Hello,world」という文字を表示させるコードを、C言語とPythonの両方で書いて比較します。

#include<stdio.h>

int main() {
printf("Hello World\n");
}

C言語では「Hello,world」と表示させるのに、4行が必要です。
次に、Pythonで書いてみましょう。
たったこれだけです。

print('Hello World')

Pythonだと1行で表示できてしまいます。
Pythonは、このように読みやすく書きやすいため、プログラミング初学者に向いている言語といえます。
ちなみに、Pythonのように比較的容易に記述や実行ができる言語のことを、スクリプト言語といいます。

Pythonは人気言語です。
2021年のstack overflowの調査では、好きなプログラミング言語ランキング3位に選ばれています。( https://insights.stackoverflow.com/survey/2021#technology-most-popular-technologies
(https://www.tiobe.com/tiobe-index/)

また、世界規模のテクノロジー企業のGoogleでは、社内の標準プログラミング言語のひとつとして、Pythonを採用しています。
みなさんがよく使用しているYouTube 、Meta、Instagram、NetflixなどのインターネットサービスでもPythonが多く活用されています。

Pythonでできること

Pythonができるようになると、人工知能開発、データ分析、webアプリケーション開発、仕事の自動化ができるようになります。
また、これらを簡単に開発するためのライブラリが豊富にあります。ライブラリとは、よく使う機能・関数をまとめたものです。ライブラリがあることで、難しいプログラムを書かなくても高度な機能を実現することができます。
例えば、人工知能開発のための機械学習ライブラリには「scikit-learn」「TensorFrow」「PyTorch」「Chainer」などがあります。
ほかにもデータ解析を支援する「Pandas」、数値計算の「NumPy」、可視化の「matplotlib」などのライブラリが豊富に存在します。

Pythonでできることをもう少し詳しく紹介します。
・例えば、Excelでしている集計やレポート作成を自動化することができます。また、集計したデータをもとに、将来の予測をすることもできます。
・Pythonで作成したレポートを、そのまま誰かにメールで送信することができます。この作業をそのまま自動化できます。
・毎日定時に特定のWebサイトのデータを読み込み、データを取得することを自動でできます。
・投資している株価のデータを取得して、株価がいくらになるかを予想できます。
・ディープラーニングを用いて、Webサイトに、レコメンド機能を持たせることができます。
・たくさんの写真の中から、全員が笑顔の写真を自動で選定することができます。
・AIと対戦できるオセロゲームを作ることができます。

どんなことをしてみたいですか?
作りたいものを決めることは、プラグラミング上達への一番の近道です。
作りたいものを決めて、早速学習を進めていただけたらと思います。

コース紹介

それでは、このコースでどんなことが学べるのかを紹介します。 

このコースは、このようなレッスンで構成しました。
Python超入門コースで説明した14回のレッスンをもとに、より実践的な内容を追加しています。
例外処理や文字列操作、内包表記など、豊富な内容を盛り込みました。
なお、超入門コースで説明したレッスンでは、さらに深く学習できる内容を加えています。
例えば、「データ型」のレッスンでは、タプル型や辞書型、datetime型などについても学びます。
「繰り返し」のレッスンでは、基本のfor文の他に、while文についても学びます。

基礎学習の復習に加えて、十分な応用の学習ができるのではないでしょうか。
ぜひ、Pythonでやってみたいことをイメージしながら、学習を進めてみてください。
また、順番に学習をする必要はありません。
実践をする中で、必要になったところだけを学習すれば十分です。

次のレッスンでは、Pythonの環境構築について説明します。
環境が整っている方は、その次のレッスンへ進んでください。

KinoCodeのチャンネルでは、このPython入門コースの他にも、Pythonによる仕事の自動化や、Excel脱初心者のためのレッスン、ファイナンスの分析などの動画を配信しています。
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それではレッスンスタートです!
また次の動画でお会いしましょう。