【Kotlin超入門コース】03.環境構築(for Windows)|プログラミングをする準備をしよう【プログラミング初心者向け入門講座】

Kotlin超入門コース

こんちには。キノコードです。
このレッスンでは、Kotlin超入門コース#03 環境構築について説明をします。

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この記事の執筆・監修

キノコード
キノコード

テクノロジーアンドデザインカンパニー合同会社のCEO。
日本最大級のプログラミング教育のYouTubeチャンネル「キノコード」や、プログラミング学習サービス「キノクエスト」を運営。
著書「あなたの仕事が一瞬で片付くPythonによる自動化仕事術」や、雑誌「日経ソフトウエア」や「シェルスクリプトマガジン」への寄稿など実績多数。

環境構築に必要なもの

環境構築とは、プログラムを書いたり、実行できたりする環境を自分のコンピュータに整えることをいいます。
環境構築のために、JDK、Kotlin、VisualStudioCode、VisualStudioCodeの拡張機能、CodeRunnerの合計5つをインストールします。
1つずつ簡単に説明します。
はじめに、JDKです。
JDKとはJava Development Kitの略で、Javaのプログラムを実行するときに必要な機能がパッケージされたものです。
KotlinはJVM言語なので、これが必要になります。
2つめはKotlin本体です。これをインストールすることにより、Kotlinのプログラムが実行できるようになります。
3つめは、Visual Studio Codeです。
Visual Studio Codeとは、マイクロソフトが開発したプログラムを書くためのエディタです。
VScodeとも呼ばれています。
VScodeは、Windows、macOS、Linux、色々なOSで使うことができます。
また、Java、C言語、pythonなど有名どころプログラミング言語を書くことができます。
VScodeは、好きな開発環境の1位に選ばれている人気の開発環境です。
キノコードのレッスンでは、設定などで迷うことなく言語の学習に集中できるように、基本的にはVScodeを開発環境として使っていきます。
インストールするものは、概要欄にURLを貼っておきます。

Javaのインストール方法

はじめに、JDKのインストールです。
JDKは、オラクルのサイトからダウンロードできます。
GoogleでJDKと検索すると、オラクルのホームページが出てくると思います。
こちらをクリック。
「Java SE ダウンロードの最新版はこちら(USサイト)からダウンロードをお願いします」という記述があるので、「こちら(USサイト)」をクリックして、オラクルのUSサイトへいきましょう。
次に、「JDK Download」をクリック。
「Java SE Development Kit 14 Downloads」画面に遷移してきました。
PCにあったJDKをダウンロードするために、コントロールパネルのシステム画面を開きます。
システムの種類にビット数が書かれています。
このビット数と同じJDKをインストールしましょう。
それでは、「こちら(jdk-14.0.1_windows-x64_bin.exe)」をクリックし、ダウンロードします。
ダウンロードできたら、「こちら(jdk-14.0.1_windows-x64_bin.exe)」をダブルクリックします。
インストールが始まりますので、進めていきます。
インストールするフォルダは、デフォルトのままにしておきましょう。
これで、インストールが完了です。
続いて、Javaのコンパイルができるようにするために環境変数を設定します。
Windowsの検索欄で、「システム環境変数」と入力し、「システム環境変数の編集」をクリックします。
「環境変数」をクリック。
「システム環境変数」の「新規」をクリックします。「編集」をクリックします。
「変数名」に「JAVA_HOME」、「変数値」に「こちら(C:\Program Files\Java\jdk-14.0.1)」を入力し、「OK」をクリック。
続いて、パスの設定をします。
「システム環境変数」内の変数「Path」をダブルクリック。
「新規」をクリックし、「こちら(%JAVA_HOME%\bin)」を入力し、「OK」をクリックします。
以上で、環境変数の設定が完了しました。環境変数の設定を反映させるため、一度PCを再起動してください。
再起動後にコマンドプロンプトを開きます。
java -versionと入力してください。
バージョンが返ってくれば、環境変数の設定が完了です。

Kotlinインストール方法

次にkotlinをインストールしましょう。
GitHubにあるJetBrains(ジェットブレインズ)の公開ページからKotlinのインストーラーをダウンロードします。
URLにこちら(https://github.com/JetBrains/kotlin/releases/latest)を入力します。
下の方にある、こちら(kotlin-compiler-1.3.71.zip)をダウンロードします。
展開先を「C:\」にして、「展開」ボタンをクリック。
Kotlinを実行できるようにするために、パスの設定をします。
Windowsの検索欄で、「システム環境変数」と入力し、「システム環境変数の編集」をクリックします。
「システム環境変数」内の変数「Path」をダブルクリック。
「新規」をクリックし、「こちら(C:\kotlinc\bin)」を入力し、「OK」をクリックします。
以上で、パスの設定が完了しました。
パスが正しく設定されているか確認します。コマンドプロンプトを開きます。
kotlin -versionと入力してください。
バージョンが返ってくれば、パスの設定が完了です。

Visual Studio Codeの設定方法

VScodeの設定を進めていきましょう
公式サイトからVScodeをダウンロードします。
Googleで「vscode」と検索すれば出てきます。
こちらが公式サイトです。
「今すぐ無料でダウンロードする」をクリック。
ここに「Windows」の「こちら(User Installer 64bit)」をクリックしてダウンロードしましょう。
(ダウンロードには数分かかります)
ダウンロードが完了したら、ファイル(VSCodeUserSetup-x64-1.42.1.exe)をダブルクリック。
「セットアップ」画面が表示されるので、「同意」を選択し、「次へ」をクリック。
VSCodeをインストールするフォルダも、デフォルトのままにしておきましょう。
「次へ」をクリック。
「次へ」をクリック。
「デスクトップ上にアイコンを作成する」以外にチェックを入れ、「次へ」をクリック。
「インストール」をクリックしてインストールを開始します。
これでセットアップは終わりです。「完了」をクリックして、VSCodeを起動します。
VScodeが立ち上がりました。
表示が英語になっているので、日本語に変えてみましょう。
一番左のバーをアクティビティバーといいます。
この四角のアイコンをExtensionsといいます。ここで、拡張機能をインストールできます。
「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」と検索してみましょう。「Japanese」と入力すると、候補が出てくると思います。
インストールをクリック。
インストールが終わったらvscodeを再起動してみましょう。
表示が日本語になっています。

VisualStudioCodeの拡張機能

最後に、Kotlinの拡張機能のインストールです。
Kotlin Languageをインストールしましょう。
Kotlin Languageは、Kotlinの開発に必要な環境をインストールしてくれます。
Kotlin Languageをインストールして、Kotlinで書いたコードを実行できるようにしましょう。
同じくExtensionsのメニューで、今度は「Code Runner」をインストールしましょう。
インストールが終わったら、VSCodeのユーザ設定を開きます。
ファイル→基本設定→設定を開き、右上にあるファイルアイコンをクリックすると「Settings.json」が開きます。
そこに次の設定を入力します。入力する内容はキノコードのホームページにありますので、ご確認ください。

{
"code-runner.executorMap": {
"kotlin": "cd $dir && kotlinc-jvm $fileName -include-runtime -d $fileNameWithoutExt.jar && java -jar $fileNameWithoutExt.jar"
}
}

貼り付けが完了したら、キーボードの「Ctrl」+「S」押し、setting.jsonを保存します。
VSCodeを再起動すると、設定が完了します。
これで環境構築は終わりです。