Pythonで配列の重み付きの平均を算出する方法です。
使用するのは、Pythonのnumpyライブラリのaverageメソッドです。
重み付きの平均は、各値を足して、各値の個数で割るだけの算術平均とは異なります。
重みとは、各値に掛け算をすることです。
各値にそれぞれ掛け算をしてから平均を求めることにより、より正確な平均を算出することができます。
import numpy as np
このような配列で試してみましょう。
a = np.array([1, 5, 12, 0, 5, 1])
まず、各値の重みを指定します。
それぞれの重みをこのように設定します。
つまり、配列aの値に対し、重みの値がそれぞれ掛け算されます。
w = np.array([0.4, 0.2, 0.1, 0.5, 0.2, 0.4])
続けて、averge関数の第一引数に配列a、第二引数のweightsに各値の重みを格納した配列wを指定します。
実行します。
重み付きの平均を算出することができました。
np.average(a, weights=w)
実行結果:
2.222222222222222
ちなみに、各値を足して割るだけの算術平均は、引数に配列のみを指定して求めることができます。
np.average(a)
実行結果:
4.0
なお、似た関数であるmean関数でも、算術平均を求めることができます。
np.mean(a)
実行結果:
4.0