こんちには。キノコードです。
このレッスンでは、 スクラッチ開発について説明をします。
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スクラッチ開発とは、雛形であるパッケージや既存システムを利用せず、オリジナルのシステムを新たに開発することをいいます。
スクラッチ開発に対して、雛形であるパッケージや既存システムを利用する開発を「パッケージ開発」といいます。
つまり、「システム開発」は大きく分けて、「スクラッチ開発」と「パッケージ開発」があります。
スクラッチ開発のメリット
スクラッチ開発のメリットは、顧客の要望に合わせて自由にシステムを作成できる点です。
スクラッチ開発の場合、まったくのゼロベースで欲しい機能を設計へ反映できます。
そのため、自社独自の機能を追加したい場合、今の業務に完全にフィットしたシステムにしたい場合、新たな分野等の理由でパッケージが存在しない場合は、スクラッチ開発でシステムを構築することになります。
自分たちで1から10まですべて作ることを強調したい場合は、「スクラッチ開発」ではなく「フルスクラッチ開発」と呼ぶこともあります。
パッケージ開発とは
パッケージ開発とは、雛形であるパッケージや既存システムを利用する開発のことをいいます。
パッケージとは、パッケージソフトウェア、つまり既製品のシステムやソフトウェアのことです。
身近な例でいうと、マイクロソフト社のWordやExcel、市販の画像編集ソフトなどもパッケージに該当します。
業務向け大規模システムでも、ゼロから開発するスクラッチ開発ではなく、既製品のシステムを使うケースがあります。
パッケージ開発の場合、「開発」と言っても、実際に開発が必要な部分は、他システムとの連携部だけと限定的となるケースが多いです。
スーツで例えるなら、顧客に合わせて作成するオーダーメイドスーツは「スクラッチ開発」、量販店で販売されている既製品のスーツは「パッケージ開発」と言えるでしょう。
パッケージ開発のメリット
パッケージ開発のメリットは、利用開始までの時間と費用が少なくて済む点です。
基本的には既存のソフトウェアをベースに、顧客にあった設定や若干のカスタマイズのみで対応するため、一般的に導入期間と費用はスクラッチ開発に比べて短縮できます。