クラウド(Cloud)は、日本語でいうと「雲」です。
何が雲なんでしょうか?
世の中にはコンピュータを使って動くサービスがあります。
それらのサービスのほとんどは、インターネットに接続されています。
そのインターネットで接続されているサービスを、私たちは日々利用しています。
Gmailなどのメールサービスもその一つです。
しかし、Gmailが世界のどこにあるコンピュータが提供しているサービスかわかりません。
手元にあるスマホやパソコンからでは、「見えない」ところにあるコンピュータで動くサービスを使うということになります。
この「見えない」ということが、地上から見た時、雲の上の様子が分からないことと似ているので、クラウド(雲)と呼ばれています。
クラウドというと、クラウドコンピューティングのことを指すことが多いです。
クラウドコンピューティングとは、データセンターにあるコンピューターを利用して、インターネットを通して、いつでもどこでもデータにアクセスできるシステムのことです。
クラウドシステムとも呼ばれることがあります。
また、クラウドコンピューティングを使ったサービスのことをクラウドサービスといいます。
先ほどあげたGmailは、クラウドサービスの1つです。
クラウドの歴史
クラウドの始まりは、2006年8月まで遡ります。
当時GoogleのCEOを勤めていた「エリック・シュミット」という人がいました。
そのCEOがSearch Engine Strategiesという研究会で「クラウドコンピューティング」という言葉を使ったのが始まりだと言われています。
このクラウドコンピューティングは、先ほどの研究会以降、AmazonとGoogleの手によって普及されていきます。
2008年にはMicrosoftが参入してきます。
Amazon、Google、Microsoftという、そうそうたる顔ぶれが揃った年です。
その後、2008年〜2009年にかけて、クラウド技術が急速に発達しました。
クラウド技術が発達したあとにクラウドサービスが爆発的に普及し、今日に至っています。
クラウドの影響
クラウドサービスが社会に浸透したことで、私たちの生活は大きく変わりました。
例えばYoutubeなどの動画配信サービス。
これもクラウドサービスです。
一昔前は外で動画を見ることはできませんでした。
それが、クラウドサービスが発達したことで、いつでも、どこでも、誰でも簡単に動画を見たり、投稿できるようになりました。
あとはLINEやSNSにあるメッセージングツール。
友達や仕事相手との連絡が取りやすくなりました。
クラウドが発達し、私たちの生活が大きく変わったことがわかります。