NEW【Python超入門講座】06.変数|変数はデータを入れる箱、変数名のルールも解説【プログラミング初心者向け】

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こんにちは。
キノコードです。
このレッスンでは、変数について説明します。

変数とは?

変数は、例えるなら、「箱」のことです
変数があることで、文字や数字などのデータを変数に入れておくことができます
また、変数を必要な時に取り出すことができます。
変数にデータを入れることを「代入」といい、取り出すことを「参照」といいます。
変数には名前をつけることができ、変数名といいます。

Pythonの変数への代入方法

Pythonのコードを書いていきましょう。

num = 1
print(num)

このコードは、変数numに整数の1を代入して、その変数の中身を表示させるプログラムです。
ここで、変数numに1という整数を代入しています。
変数へ代入するときは、イコールを使います。
これで変数に1を代入できます。

Pythonの文字列や変数の表示方法

変数に1が代入されているか、変数の中を表示させてみましょう。
前のレッスンで、文字列や数字を表示するために、print関数を使いました。
変数の中身を表示するときも、print関数を使います。
今回は変数の中を表示したいので、変数をそのまま記述します。
ここで注意したいのは、変数をダブルクォーテーションで囲うと、文字列と認識してしまうことです。
実行して結果を確認してみましょう。

実行結果:

1

「1」という整数が表示されました
numに「1」が代入されていることがわかります。

この記事の執筆・監修

キノコード
キノコード    

テクノロジーアンドデザインカンパニー株式会社のCEO。
日本最大級のプログラミング教育のYouTubeチャンネル「キノコード」や、プログラミング学習サービス「キノクエスト」を運営。
著書「あなたの仕事が一瞬で片付くPythonによる自動化仕事術」や、雑誌「日経ソフトウエア」や「シェルスクリプトマガジン」への寄稿など実績多数。

Pythonの変数名のルール

変数名に使える文字には、ルールがあります。
変数名には、アルファベット、数字、アンダースコア( _ )が使えます。
変数名がつけられるか、あるいは、エラーになるか試してみましょう。

num01 = 2

print(num01)

実行結果:

2

numのあとに01と数字をつける変数を作ってみます。
この変数には2を代入します。
変数を表示させてみましょう。
実行します。
2と表示されました。
アルファベットと数字の組み合わせが、変数名として使えることがわかりました。

num_01 = 3

print(num_01)

実行結果:

3

numのあとにアンダースコア、そのあとに01と数字をつけてみましょう。
この変数には3を代入します。
変数を表示させてみましょう。
実行します。
3と表示されました。
変数名にアンダースコアが使えることがわかりました。

アルファベットの大文字と小文字

アルファベットの大文字と小文字は区別されます。

NUM = 1
Num = 2

print(NUM)
print(Num)

全て大文字のNUM、最初だけ大文字のNumという変数を作ってみましょう。
それぞれ1と2を代入してみます。
もし仮に、大文字と小文字が区別されないのであれば、両方ともに2と表示されるはずです。
実行してみましょう。

実行結果:

1
2

別々の数字が表示されました。
アルファベットの大文字と小文字は区別されることが確認できました。

アンダースコア以外に記号を使うことができません。
コードを書いて試してみましょう。

num$01 = 4

print(num$01)    

numのあとにドルマークをつけてみましょう。
実行をしてみます。

エラーになりました。

num-01 = 5

print(num-01)

また、変数名のあとにハイフンをつけてみましょう。
実行して確認します。
エラーになりました。

01num = 6

print(01num)

変数名は、数字から始めることができません。
変数名の前に数字をつけてみましょう。
実行して確認します。

実行結果:

File "<ipython-input-18-c855250fefcb>", line 4
    num$01 = 4
       ^
SyntaxError: invalid syntax

エラーになりました。

予約語は変数名にすることができません。
予約語とは、「return」「class」「for 」「while」など、プログラミング言語ですでに役割が決まっている単語のことをいいます。

「return」という変数をつくってみましょう。
数字の10を代入します。

return = 10

print(return)

実行結果:

File "<ipython-input-21-2e649c07be00>", line 1
    return = 10
           ^
SyntaxError: invalid syntax

こちらもエラーになることを確認しました。

エラーの説明

このSyntaxErrorというエラーは、文法のエラーという意味です。
つまり、Pythonの文法のルールに合っていない書き方をした場合に発生します。
Googleコラボの場合は、「エラーの説明」ボタンをクリックすると、このように生成AIによるエラーの説明が表示します。
また、エラーの修正案も表示されます。
参考にしてみてください。

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まとめ

この動画で学んだことをまとめます。

  • 変数は「箱」のような概念で、データを入れて保存し、必要な時に取り出すことができます
  • 変数名にはアルファベット、数字、アンダースコアが使え、大文字と小文字は区別されます。
  • 変数名はアンダースコア以外の記号や、数字から始めることができません。
  • 予約語は変数名として使用できないため注意が必要です

それでは次の動画でお会いしましょう。

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