【3行で用語解説】void【C言語】

用語解説

この記事の執筆・監修

キノコード
キノコード    

テクノロジーアンドデザインカンパニー株式会社のCEO。
日本最大級のプログラミング教育のYouTubeチャンネル「キノコード」や、プログラミング学習サービス「キノクエスト」を運営。
著書「あなたの仕事が一瞬で片付くPythonによる自動化仕事術」や、雑誌「日経ソフトウエア」や「シェルスクリプトマガジン」への寄稿など実績多数。

voidとは?

  1. voidとは「何もない」という意味
  2. 戻り値がない「戻り値のvoid」と、引数がない「引数のvoid」がある
  3. int main()でもエラーはでないが、ANSIで規定されているのは、int main(void)のみ

サンプルコードで解説

引数のvoid

「hello,world!」を表示させる関数を書いてみます。

in

#include <stdio.h>

int main(void)
{

 printf("hello,world!");
 return 0;
}

 

main関数には引数がありません。
引数がないので「int main(void)」と、丸括弧の中にvoidと書いています。

戻り値のvoid

今度は「hello,world!」を3回表示させるhogeという関数を作ります。
実行をしてみましょう。

in

#include <stdio.h>

void hoge(int n)
{
 int i;

 for(i = 1 ;  i <= n ; i++)
  {
   printf("hello,world!");
  }
}


int main(void)
{
 hoge(3);
}

out

hello,world!hello,world!hello,world!

「hello,world!」が3回表示されました。

hoge関数は「hello,world!」と表示させるだけで、main関数に戻す値はありません。
(実際、returnを書いていません)
したがって、hoge関数は、戻り値がないvoid型になっています。

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