【キャリアセミナー】フロントエンドエンジニアの年収とスキルを徹底解説|求人分析から見るキャリア戦略

エンジニア転職

今回のキャリアセミナーでは、フロントエンドエンジニアの求人を実際に分析しました。

年収帯ごとに求められるスキルを整理しています。

IT業界で多くの求人を扱う転職サイト「Green」の求人情報をもとに、未経験からフロントエンドエンジニアを目指す方にも参考になる内容をお届けします。

この記事の執筆・監修

キノコード
キノコード    

テクノロジーアンドデザインカンパニー株式会社のCEO。
日本最大級のプログラミング教育のYouTubeチャンネル「キノコード」や、プログラミング学習サービス「キノクエスト」を運営。
著書「あなたの仕事が一瞬で片付くPythonによる自動化仕事術」や、雑誌「日経ソフトウエア」や「シェルスクリプトマガジン」への寄稿など実績多数。

フロントエンドエンジニアとは

フロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリケーションの画面部分を開発するエンジニアです。

みなさんが普段使っているWebサイトの美しいデザインやスムーズな操作感など、ユーザーが直接触れる部分を担当します。

主な仕事として、WebサイトやWebアプリのUI/UXの開発があります。

UIはユーザーインターフェースの略で、ユーザーが実際に触れる画面の見た目や配置のことです。

UXはユーザーエクスペリエンスの略で、ユーザーがサービスを使う際の全体的な体験のことを指します。

デザイナーが作成したデザインを、実際に動作するWebページやアプリケーションとして実装していきます。

その他にも、レスポンシブデザインの実装があります。

レスポンシブデザインとは、タブレット・パソコン・スマートフォンなどさまざまなデバイスで最適に表示されるよう調整することです。

フロントエンドフレームワークの活用や、パフォーマンスの最適化も大切な業務です。

パフォーマンスの最適化とは、Webサイトの読み込み速度を向上させてユーザーのストレスを軽減することです。

必要なスキル

まず基礎として、HTML・CSS・JavaScriptの知識が必須です。

これらはWebページを作るための基本的な言語で、フロントエンド開発の土台となります。

次に、ReactとTypeScriptも大切な技術です。

ReactはMeta社(旧Facebook)が開発したJavaScriptライブラリです。

コンポーネントという小さな部品を組み合わせてアプリケーションを構築します。

従来のWeb開発ではページ全体を再読み込みする必要がありました。

しかし、Reactを使うと必要な部分だけを更新できます。

そのおかげで、高速で滑らかなWebアプリケーションを作ることができます。

TypeScriptはJavaScriptに型の概念を追加したプログラミング言語です。

変数にどんな種類のデータが入るかを明確に指定できます。

開発中にバグを早期発見でき、大規模なアプリケーション開発でも安全にコードを書くことができます。

その他にも、UI/UXデザインの理解やGitによるバージョン管理が求められます。

コミュニケーション能力も大切です。

フロントエンドエンジニアはデザイナーやバックエンドエンジニア、プロジェクトマネージャーなど多くの人と連携します。

相手の要求を正確に理解し、伝える力が求められます。

求人分析 ― 年収帯別に求められるスキル

実際のGreenの求人を3件分析しました。

年収帯別にどのようなスキルが求められるのかを見ていきましょう。

求人例1: SEO強みのWeb制作会社(年収300万円〜)

SEOに強みを持つWeb制作会社の求人で、未経験大歓迎の募集です。

独学やプログラミングスクールで学んだ知識を活かし、開発エンジニアとしてスキルを伸ばしたい方を募集しています。

多くの未経験エンジニアが入社しており、実務を通じてスピーディに成長した実績があるとのことです。

研修や先輩のフォロー体制が充実していると考えられます。

開発環境としてはフロントエンドでReact・TypeScriptを使用しています。

サーバーサイドではPHPのLaravelやWordPressが使われています。

AWSやGCPなどクラウドプラットフォームの知識もあると有利です。

業務内容はECサイトや自社メディアの開発が中心です。

求人例2: 自社プロダクト開発企業(年収350万〜550万円)

自社プロダクトを共に開発するメンバーを募集している企業の求人です。

一応未経験歓迎となっていますが、求められる技術の幅は広がります。

具体的な業務内容は、Reactを用いたWebフロントエンド開発です。

React Nativeを用いたモバイルアプリ開発も担当します。

React Nativeはスマートフォン(iPhone・Android)の両方で動くモバイルアプリを開発するフレームワークです。

Electronを用いたデスクトップアプリ開発もあります。

ElectronはHTML・CSS・JavaScriptでWindows・Mac・Linux共通のデスクトップアプリを作れるフレームワークです。

Visual Studio CodeやSlackなどもElectronで作られています。

技術スタックとしては、React、TypeScript、Webpack、React Native、Electronなどが使われています。

Astro(高速なWebサイトを構築するフレームワーク)やJest(JavaScriptのテストフレームワーク)も含まれます。

応募資格としては、HTML・CSSで画面を作った経験が必要です。

TypeScriptを読んだ経験や、状態管理を含むWebアプリケーションを作った経験も条件です。

Gitの使用経験があれば応募可能です。

歓迎スキルにはReact、Vue.js、Angular、JavaScript開発経験1年以上などが含まれます。

求人例3: フロントエンドリーダー候補(年収700万〜1000万円)

フロントエンドエンジニアのリーダー候補を募集している求人です。

3社の中で最も高い年収帯です。

現代的なベストプラクティスに基づく開発フローを整備しながら、エンドユーザーが使用するWebサイトなどを改善していくポジションです。

技術としてはTypeScriptとSvelteKitが使われています。

SvelteKitは次世代のWebフレームワークです。

コンパイル時にコードを最適化してブラウザでの実行時の処理を軽減します。

高速で軽量なWebアプリケーションを作ることができます。

必須スキルとしては、プロジェクトメンバーの進捗管理・タスク振り分けの経験が求められます。

他セクションとのコミュニケーションや見積もりの経験も必要です。

チームメンバーの育成・採用活動の経験も条件です。

技術力だけでなく、人を管理し育成する能力が大切にされています。

求める人材像として、日々の業務を技術で改善することに興味を持てる方が挙げられています。

主体的に自ら仕事を作り取り組んでいける方も求められています。

与えられた仕事をするだけでなく、能動的に仕事に取り組める人材が期待されています。

学習ロードマップ

未経験からフロントエンドエンジニアを目指す場合、まずはHTML・CSS・JavaScriptの基礎を固めましょう。

ReactとTypeScriptの基本的な使い方も身につけます。

そして実際に簡単なWebアプリケーションを作ってみることが大切です。

まず転職して実務経験を積むことが最も効果的です。

中級者を目指す方は、Reduxによる状態管理やElectronを使ったデスクトップアプリ開発を学びましょう。

React Nativeを使ったモバイルアプリ開発など、技術の幅を広げていくと良いでしょう。

Gitによるバージョン管理やチーム開発の経験も大切です。

上級者を目指す方は、SvelteKitなど最新のフレームワークへの対応力を身につけましょう。

プロジェクト管理やチーム育成のスキルも求められます。

パフォーマンスの最適化やセキュリティの理解も深めていきましょう。

まとめ

フロントエンドエンジニアの求人を分析した結果、明確なキャリアパスがあることがわかりました。

未経験歓迎の年収300万円台から、リーダー候補の年収1000万円まで幅があります。

フロントエンドエンジニアは、ユーザーが直接触れる部分を開発する、やりがいのある職種です。

技術の進歩が早い分野ですが、その分成長の機会も多く、キャリアの幅も広がります。

未経験の方でも段階的にスキルを積み上げることで、着実にキャリアを築くことができます。

みなさんの現在のスキルレベルを把握して、次のステップとして何をすべきかを明確にすることが大切です。

IT・Web業界への転職をお考えの方は、転職サイト「Green」をチェックしてみてください。

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