Python基礎とはなんなのか?キノコードなりに定義してみた。|Python入門者が、最初に目指すべきゴールを解説

Python学習方法

プログラミング学習についてアドバイスをしている時に、「Pythonの基礎」を習得しましょうといっていたことがあります。
「でも、まてよ。Pythonの基礎ってなんだ?」と自分で思いました。
そこでこの記事では、私の考える「Pythonの基礎」について定義をしたいと思います。

しかし、Pythonの基礎って定義してなんの意味があるの?と思われるかもしれません。
だけど、私の中では意味があって定義をしたいと思っています。

それは、Python学習のベンチマークになると考えているからです。
ベンチマークがあると何が嬉しいのでしょうか?
ベンチマークは、言い換えれば、中間地点という一旦のゴールです。
人は、ゴールが見えていると、そこまで頑張って走れますよね。
つまり、モチベーションの維持ができます。
また、プログラミング学習の悩みの1つに「モチベーション維持が難しい」ということがあります。
言い換えれば、モチベーションが維持できれば、Pythonは習得できます。
そういった意味でも「Python基礎の習得は何か?」ということを定義することに意味があると考えています。
そこで、この記事では、「Pythonの基礎とは何か?キノコードなりに定義してみた」と題して解説していきたいと思います。

この記事の執筆・監修

キノコード
キノコード    

テクノロジーアンドデザインカンパニー株式会社のCEO。
日本最大級のプログラミング教育のYouTubeチャンネル「キノコード」や、プログラミング学習サービス「キノクエスト」を運営。
著書「あなたの仕事が一瞬で片付くPythonによる自動化仕事術」や、雑誌「日経ソフトウエア」や「シェルスクリプトマガジン」への寄稿など実績多数。

こんな悩みを抱えている方におすすめ

この記事は、下記に悩みを抱えている方を対象としています。
ぜひご参考になさってください。

  • Pythonをこれから学習しようと思っている初心者の方
  • Python学習のゴールが不明確な方
  • Python学習のモチベーションを維持したい方
  • Python学習のベンチマークが欲しい方

この記事でわかること

この記事を読んでわかることは下記です。

  • Pythonの基礎についてわかるようになる
  • Python入門者の一旦、目指すべきゴールがわかります。

Pythonの基礎とは何か?

キノコードでは、「Python基礎とは、実践的な内容を取り組むための土台」と考えています。
では、実践的な内容とはどんなものがあるのでしょうか?
Pythonでできることには、大きくわけて4つあります。

  1. 業務の自動化、効率化
  2. データ分析
  3. 機械学習
  4. Webアプリケーション開発

キノコードでは、これらの実践的なことをできるようになるために必要な土台を「Python基礎」と考えています。
では、Pythonの基礎を習得するために何をすればいいか?

Pythonの基礎を習得するためにどんな技術を学べばいいか?

実践的な内容に取り組むためには、下記3つの技術が必要だと考えています。

  1. Pythonの基本文法(制御構造であるfor文やif文、リスト、関数、クラスなど)の理解
  2. データ集計やデータ前処理が得意なPandas
  3. データ可視化、グラフ化が得意なMatplotlib

これらを使いこなせるようになったら、Pythonの基礎は習得したといっていいでしょう。
では、なぜこれらの技術がPython基礎なのでしょうか?

Python基本文法、Pandas、Matplotlibの技術が、なぜPythonの基礎なのか?

Python基本文法、Pandas、Matplotlibが、Pythonの基礎である理由を説明します。
実践的な内容に取り組むために必要な技術を表にして説明します。

Pythonできること Python基礎文法 Pandas Matplotlib Scikit-learn DjangoなどのFW
業務自動化 × ×
データ分析 ×
機械学習   ×
Webアプリ ×

表の見方は、下記の通りです。

  • 縦にPythonでできる実践的な内容、横に必要な技術を書いています。
  • ○は、必須な技術。△は、必須ではないがあればなお良し。×は、一旦不要。
  • FWとは、Webアプリケーションフレームワークのことです。PythonのFWには、Django、Flask、FastAPIなどがあります。
  • Scikit-learnとは、機械学習系のライブラリのことです。

Webアプリケーション開発をする上では、PandasやMatplotlibが必要になるケースは多くはありません。
そのため、Webアプリケーションエンジニアになるためには、PandasやMatplotlibは不要といえるかもしれません。
しかし、エンジニアであっても、レポートをする上で、データ集計やデータ可視化をする機会があると思います。
PandasやMatplotlibができるようになると、ExcelやGoogleスプレッドシートでやっていることを自動化できます。
全人類におすすめしたいのは「Pythonによる業務効率化」の記事にも書きましたが、業務自動化のスキルは生産性向上につながるため、すべてのビジネスパーソンに身につけていただきたいスキルです。
さらには、Webアプリ開発で必要なケースもあるため、Pythonによるデータ集計やグラフ化は、覚えておいて損はないと考えています。
したがって、少し強引かもしれませんが、△としました。

データ分析業務においても、Scikit-learnは必ずしも必要ではありません。
しかし、分析の目的に影響を与える変数を定量的に表すことができたり、決定木のように分析結果を説明しやすいものもあります。
したがって、Scikit-learnが使えると分析の幅が広がるため、△としました。

以上をみてわかる通り、Pythonで実践的な内容に取り組むためには、Python基本文法、Pandas、Matplotlibが必要なことがわかります。
したがって、キノコードではPythonの基礎を「Python基本文法、Pandas、Matplotlibの習得」と定義しています。

Pythonの基礎を習得したいなら「キノクエスト」

キノコードでは、Pythonを習得するためのプログラミング学習サービス「キノクエスト」を運営しています。
このサービスは、最短でPythonを習得するために作れたサービスです。
Python基礎の問題が100問、Pandasの問題が300問、Matplotlibの問題が200問あります。
これらを解ききれば、Pythonの基礎が習得できます。
Pythonの学習カリキュラムがあるので、学習順番に悩むことなく学習を進められます。
また、コミュニティも運営しているので、わからないことがあれば仲間に質問することができます。

キノクエストの特徴は下記の通りです。

  • 学習目的別に学習カリキュラムがある
  • Python学習をしている仲間が集まるコミュニティがある
  • 1000問以上の問題を解いてプログラミングを習得ができる
  • 環境構築不要ですぐに始められる
  • 動画と連動しているので、インプットもできる
  • 月額1,990円とプログラミングスクールと比較しても圧倒的に低価格

キノクエストを詳しく知りたい方は、紹介ページをご覧ください。

▼キノクエストの紹介ページはこちら▼
https://kino-code.com/kq_service_a/

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キノクエストは、このような悩みを持つ方にぴったりのプログラミング学習サービスです。
国内最大級のプログラミング学習系YouTubeチャンネル「キノコード」が提供しているから、未経験者にもわかりやすく質の高い学習体験を実感していただけます。

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