プログラミング学習についてアドバイスをしている時に、「Pythonの基礎」を習得しましょうといっていたことがあります。
「でも、まてよ。Pythonの基礎ってなんだ?」と自分で思いました。
そこでこの記事では、私の考える「Pythonの基礎」について定義をしたいと思います。
しかし、Pythonの基礎って定義してなんの意味があるの?と思われるかもしれません。
だけど、私の中では意味があって定義をしたいと思っています。
それは、Python学習のベンチマークになると考えているからです。
ベンチマークがあると何が嬉しいのでしょうか?
ベンチマークは、言い換えれば、中間地点という一旦のゴールです。
人は、ゴールが見えていると、そこまで頑張って走れますよね。
つまり、モチベーションの維持ができます。
また、プログラミング学習の悩みの1つに「モチベーション維持が難しい」ということがあります。
言い換えれば、モチベーションが維持できれば、Pythonは習得できます。
そういった意味でも「Python基礎の習得は何か?」ということを定義することに意味があると考えています。
そこで、この記事では、「Pythonの基礎とは何か?キノコードなりに定義してみた」と題して解説していきたいと思います。
こんな悩みを抱えている方におすすめ
この記事は、下記に悩みを抱えている方を対象としています。
ぜひご参考になさってください。
- Pythonをこれから学習しようと思っている初心者の方
- Python学習のゴールが不明確な方
- Python学習のモチベーションを維持したい方
- Python学習のベンチマークが欲しい方
この記事でわかること
この記事を読んでわかることは下記です。
- Pythonの基礎についてわかるようになる
- Python入門者の一旦、目指すべきゴールがわかります。
Pythonの基礎とは何か?
キノコードでは、「Python基礎とは、実践的な内容を取り組むための土台」と考えています。
では、実践的な内容とはどんなものがあるのでしょうか?
Pythonでできることには、大きくわけて4つあります。
- 業務の自動化、効率化
- データ分析
- 機械学習
- Webアプリケーション開発
キノコードでは、これらの実践的なことをできるようになるために必要な土台を「Python基礎」と考えています。
では、Pythonの基礎を習得するために何をすればいいか?
Pythonの基礎を習得するためにどんな技術を学べばいいか?
実践的な内容に取り組むためには、下記3つの技術が必要だと考えています。
- Pythonの基本文法(制御構造であるfor文やif文、リスト、関数、クラスなど)の理解
- データ集計やデータ前処理が得意なPandas
- データ可視化、グラフ化が得意なMatplotlib
これらを使いこなせるようになったら、Pythonの基礎は習得したといっていいでしょう。
では、なぜこれらの技術がPython基礎なのでしょうか?
Python基本文法、Pandas、Matplotlibの技術が、なぜPythonの基礎なのか?
Python基本文法、Pandas、Matplotlibが、Pythonの基礎である理由を説明します。
実践的な内容に取り組むために必要な技術を表にして説明します。
Pythonできること | Python基礎文法 | Pandas | Matplotlib | Scikit-learn | DjangoなどのFW |
---|---|---|---|---|---|
業務自動化 | ○ | ○ | ○ | × | × |
データ分析 | ○ | ○ | ○ | △ | × |
機械学習 | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
Webアプリ | ○ | △ | △ | × | ○ |
表の見方は、下記の通りです。
- 縦にPythonでできる実践的な内容、横に必要な技術を書いています。
- ○は、必須な技術。△は、必須ではないがあればなお良し。×は、一旦不要。
- FWとは、Webアプリケーションフレームワークのことです。PythonのFWには、Django、Flask、FastAPIなどがあります。
- Scikit-learnとは、機械学習系のライブラリのことです。
Webアプリケーション開発をする上では、PandasやMatplotlibが必要になるケースは多くはありません。
そのため、Webアプリケーションエンジニアになるためには、PandasやMatplotlibは不要といえるかもしれません。
しかし、エンジニアであっても、レポートをする上で、データ集計やデータ可視化をする機会があると思います。
PandasやMatplotlibができるようになると、ExcelやGoogleスプレッドシートでやっていることを自動化できます。
全人類におすすめしたいのは「Pythonによる業務効率化」の記事にも書きましたが、業務自動化のスキルは生産性向上につながるため、すべてのビジネスパーソンに身につけていただきたいスキルです。
さらには、Webアプリ開発で必要なケースもあるため、Pythonによるデータ集計やグラフ化は、覚えておいて損はないと考えています。
したがって、少し強引かもしれませんが、△としました。
データ分析業務においても、Scikit-learnは必ずしも必要ではありません。
しかし、分析の目的に影響を与える変数を定量的に表すことができたり、決定木のように分析結果を説明しやすいものもあります。
したがって、Scikit-learnが使えると分析の幅が広がるため、△としました。
以上をみてわかる通り、Pythonで実践的な内容に取り組むためには、Python基本文法、Pandas、Matplotlibが必要なことがわかります。
したがって、キノコードではPythonの基礎を「Python基本文法、Pandas、Matplotlibの習得」と定義しています。
Pythonの基礎を習得したいなら「キノクエスト」
キノコードでは、Pythonを習得するためのプログラミング学習サービス「キノクエスト」を運営しています。
このサービスは、最短でPythonを習得するために作れたサービスです。
Python基礎の問題が100問、Pandasの問題が300問、Matplotlibの問題が200問あります。
これらを解ききれば、Pythonの基礎が習得できます。
Pythonの学習カリキュラムがあるので、学習順番に悩むことなく学習を進められます。
また、コミュニティも運営しているので、わからないことがあれば仲間に質問することができます。
キノクエストの特徴は下記の通りです。
- 学習目的別に学習カリキュラムがある
- Python学習をしている仲間が集まるコミュニティがある
- 1000問以上の問題を解いてプログラミングを習得ができる
- 環境構築不要ですぐに始められる
- 動画と連動しているので、インプットもできる
- 月額1,990円とプログラミングスクールと比較しても圧倒的に低価格
キノクエストを詳しく知りたい方は、紹介ページをご覧ください。
▼キノクエストの紹介ページはこちら▼
https://kino-code.com/kq_service_a/