Pythonで配列の末尾に値や配列を追加する方法です。
使用するのは、Pythonのnumpyライブラリのappend関数です。
import numpy as np
まず、このような1次元配列で試してみましょう。
a_1 = np.array([1, 2, 3, 4, 5])
appned関数の第1引数に変数名、第2引数に追加する値を指定します。
実行します。
配列の末尾に100を追加することができました。
np.append(a_1, 100)
実行結果:
array([ 1, 2, 3, 4, 5, 100])
複数の値を追加することもできます。
第2引数に、リストで値を指定します。
実行します。
指定した複数の値を追加することができました。
np.append(a_1, [50, 55, 60])
実行結果:
array([ 1, 2, 3, 4, 5, 50, 55, 60])
次に、2次元配列で試してみましょう。
a_2 = np.array([[1, 2, 3],
[4, 5, 6],
[7, 8, 9]])
そのまま第二引数に値を指定して実行すると、1次元配列として値が追加されます。
np.append(a_2, 100)
実行結果:
array([ 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 100])
まず、列方向に値を追加してみましょう。
この2次元配列を追加します。
b = np.array([[10, 20, 30]])
列方向・行方向に配列を追加するには、引数axisを使用します。
第一引数に配列、第二引数に追加したい配列、第三引数に引数axisに0を渡します。
実行します。
配列を行方向に追加することができました。
なお、追加する配列の列数は、元の配列の列数と同じにする必要があります。
np.append(a_2, b, axis=0)
実行結果:
array([[ 1, 2, 3],
[ 4, 5, 6],
[ 7, 8, 9],
[10, 20, 30]])
次に、行方向に値を追加してみましょう。
この2次元配列を追加します。
c = np.array([[10],
[20],
[30]])
第一引数に配列、第二引数に追加したい配列、第三引数に引数axisに1を渡します。
実行します。
配列を列方向に追加することができました。
なお、追加する行列の列数は、元の配列の行数と同じにする必要があります。
np.append(a_2, c, axis=1)
実行結果:
array([[ 1, 2, 3, 10],
[ 4, 5, 6, 20],
[ 7, 8, 9, 30]])
関連メソッド
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