Pythonでキャリアアップ!使える資格と効果的な勉強法を紹介!

Pythonは、人気のプログラミング言語として注目されています。人気の理由は、シンプルな言語構成のため習得がしやすいことと、Webアプリの開発から人工知能の開発まで可能という高い汎用性にあります。本記事では、注目を集めるPythonの「資格」について紹介をします。Pythonに関わる資格にはどのようなものがあるのか?資格取得によるメリットはあるのか?資格取得に向けたおすすめの勉強方法など、これからPythonの学習を検討中の方やPythonの資格について関心がある方は参考にしてください。

Pythonとは

「Python(パイソン)」は、1991年に開発されたプログラミング言語です。特徴は、シンプルな言語であること、ライブラリやフレームワークが多数存在していること、そしてオープンソースで運営されていることです。

Pythonは、短くシンプルなコード記述でプログラミングができることから学びやすい言語として、プログラミング初学者の多くが利用しています。また、オープンソースで運営されているため、開発者によるコミュニティが数多く存在し、プログラミングに便利なライブラリやフレームワークが多数提供されているため、専門家レベルのエンジニアにも人気がある言語となっています。

Pythonに関する資格

Pythonに関するスキルを証明するための資格は、国内で取得可能な資格と海外で取得可能な資格があります。国内・海外それぞれの資格について、資格の内容や受験費用、難易度などの概要を紹介します。

国内で取得可能な資格

日本国内で取得可能なPythonの資格は、次の5つになります。

資格名 概要 難易度 費用 申込先
PythonZen & PEP 8 検定試験 コード記述の心得とコーディング規約の知識確認 無料 https://pythonzen-pep8-exam.jp/
Python3エンジニア認定基礎試験 Pythonの基礎知識習得の確認 一般:11,000円 学生:5,500円 https://cbt.odyssey-com.co.jp/pythonic-exam/index.html
Python3エンジニア認定データ分析試験 「Python3エンジニア認定基礎試験」の応用編 データサイエンスに特化した試験 一般:11,000円 学生:5,500円 https://cbt.odyssey-com.co.jp/pythonic-exam/index.html
Python3エンジニア認定実践試験 「Python3エンジニア認定基礎試験」と 「Python3エンジニア認定データ分析試験」よりも 実践的なPython文法を問う試験 一般:13,200円 学生:6,600円 https://cbt.odyssey-com.co.jp/pythonic-exam/index.html
Pythonとネットワークの自動化基礎検定 ネットワークの自動化を学習するエンジニアに 「正しい知識と文法の理解度をチェックするため」 に実施されている試験 11,000円 https://cbt-s.com/examinee/examination/pyt_net_basic

PythonZen & PEP 8 検定試験

「PythonZen & PEP 8 検定試験」は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が「適切なPython文法の普及」を目的として2022年3月1日に開始しました。試験の内容は、Pythonコードを記述するうえでの心得とも言えるイディオム(格言)をまとめた「PythonZen」と標準のコーディング規約である「PEP8」についての知識を確認するもので全20問中、70%以上の正解で合格となります。試験方法は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会のホームページ上からオンラインで実施され、無料での受験が可能です。

Python3エンジニア認定基礎試験

「Python3エンジニア認定基礎試験」は、Pythonに関する基礎知識習得の確認を目的として一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施している試験です。試験概要は、Python文法と基礎概念に関する問題とその応用問題となっています。全40問が出題され70%以上の正解で合格となる選択式の試験で、合格率は毎年75~80%と言われており難易度としては高くない試験になっています。

なお、この試験は全国の「オデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター」での受験が可能で、受験料は税込みで一般11,000円、学生5,500円となっておりオデッセイコミュニケーションズのホームページから申し込みが可能です。

Python3エンジニア認定データ分析試験

「Python3エンジニア認定データ分析試験」は、「Python3エンジニア認定基礎試験」の応用編とも言える試験で、Pythonによるデータ分析の知識を問うデータサイエンスに特化した試験です。試験内容は、開発環境である「Jupyter Notebook」や「NumPy」「pandas」など数学関数、数表データのライブラリと言ったデータサイエンスに関する問題が中心となっています。全40問中70%以上の正解で合格となる選択式の試験で、合格率は80%以上と言われています。Pythonを使ったデータ分析を行っているエンジニアであれば、難易度は高くない試験となっています。

こちらの試験も全国の「オデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター」での受験が可能で、受験料は税込みで一般11,000円、学生5,500円となっておりオデッセイコミュニケーションズのホームページから申し込みが可能です。

Python3エンジニア認定実践試験

「Python3エンジニア認定実践試験」は、「Python3エンジニア認定基礎試験」と「Python3エンジニア認定データ分析試験」よりも実践的なPython文法を問う試験の展開を目的として、2022年11月に開始された試験です。試験を運営する一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会によると「Python初学者の学習指針とし、プログラマーのコーディング力の底上げを図るため」新たに本試験を創設したそうです。問題数は全40問、70%以上の正解で合格となる試験です。試験の難易度は、試験開始後間もないことから合格率のデータが少ない状況ですが、試験を実施するPythonエンジニア育成推進協会会長によると合格率50%前後ではないかとのことです。(参考:代表理事 吉政忠志のコラム

前述2つの試験と同じく全国の「オデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター」での受験が可能です。受験料は税込みで一般13,200円、学生6,600円となっておりオデッセイコミュニケーションズのホームページから申し込みが可能です。

Pythonとネットワークの自動化基礎検定

「Pythonとネットワークの自動化基礎検定」は、ネットワークの自動化を学習するエンジニアに「正しい知識と文法の理解度をチェックするため」に実施されている試験で、「一般社団法人日本ネットワーク技術者協会」が運営しています。試験対象は、ネットワークエンジニアとして配属前から3年目程度で、ネットワーク自動化の構築・運用に携わる人とされています。
問題数は全40問で、70%以上の正解で合格となり、受験料は税込みで11,000円です。

なお、こちらの試験は「CBTソリューションズCBTテストセンター」で受験が可能で、CBTソリューションズのホームページから申し込みが可能です。

海外で取得可能な資格

Pythonの資格として、国際的なスキル認定を受けられるものに「Python Certifications」があります。この資格は、ポーランドのNPOである「OpenEDG Python Institute」が運営しており、スキルのレベルに応じて4段階の試験が設定されています。

資格名 概要 対応言語 難易度 費用 申込先
PCEP – Certified Entry-Level Python Programmer Python学習の入門編 「Python3エンジニア認定基礎試験」と同等程度 Pythonの基礎文法やプログラミングの基礎理論 英語 スペイン語 USD 59~ https://pythoninstitute.org/pcep
PCAP – Certified Associate in Python Programming Pythonエンジニアとして中級レベルの試験 Python構文やランタイム環境、コーディング手法や オブジェクト指向のプログラミング 英語 USD 295~ https://pythoninstitute.org/pcap
PCPP-32-10x – Certified Professional in Python Programming 1 PCAP合格者が対象 Pythonエンジニアのプロフェッショナルとしての試験 GUIやネットワークプログラミングを利用したアプリケーションの設計や構築 英語 USD 195~ https://pythoninstitute.org/pcpp1-exam-syllabus
PCPP-32-20x – Certified Professional in Python Programming 2 PCAPとPCPP-32-10x両方の合格者が対象 Python Certificationsが提供する認定試験で最上位試験 英語 最高 USD 195~ https://pythoninstitute.org/pcpp2

PCEP – Certified Entry-Level Python Programmer

PCEPは「Python3エンジニア認定基礎試験」と同等程度の試験と言われています。Python学習の入門編として海外でも位置づけをされています。試験内容は、Pythonの基礎文法やプログラミングの基礎理論となります。問題数は35問で選択式と穴埋め式での出題となり、70%以上の正解で合格となります。

なお、試験はPython Instituteのホームページから申し込みが可能で、英語もしくはスペイン語で受験できます。

PCAP – Certified Associate in Python Programming

PCAPは、Pythonエンジニアとして中級レベルのスキルが確認できる試験です。本試験に合格すると、Python構文やランタイム環境、コーディング手法やオブジェクト指向のプログラミングのスキルと知識といったPythonに関する主要なスキルが証明できます。試験概要は、PCEPとほぼ同じ内容となりますが、受験対応言語が英語のみとなっています。

参考:PCAP – Certified Associate in Python Programming

PCPP-32-10x – Certified Professional in Python Programming 1

PCAP合格者が対象となり、Pythonエンジニアのプロフェッショナルとしての試験が「PCPP-32-1」になります。本試験では、Pythonのオブジェクト指向プログラミングで利用される高度な概念と技術、標準ライブラリ、GUIやネットワークプログラミングを利用したアプリケーションの設計や構築といった高難度の内容が出題されます。

参考:PCPP-32-10x Exam Syllabus – Python Institute

PCPP-32-20x – Certified Professional in Python Programming 2

「PCPP-32-20x」は、2023年度第3四半期から第4四半期頃にリリースが予定されているPython Certificationsが提供する認定試験のなかで最上位となる試験です。試験内容は、Pythonプログラミングに関する高度な専門知識に加えて、ファサードやプロキシ、オブザーバーなどの設計についての内容などが予定されています。なお、受験資格としてPCAPとPCPP-32-10x両方の合格があります。

参考:PCPP-32-20x – Certified Professional in Python Programming 2

Pythonの資格は意味がない?

(資格以外で必要なスキル・経験)

Pythonの資格についてネットなどで調べてみると、資格取得の意味がないといった書き込みなどが散見されますが、本当なのでしょうか?

Pythonの資格には意味がある!

結論から言いますと、Pythonの資格に意味はあります。資格を取得することによって、Pythonに関するスキルの習得度が客観的に証明されます。併せて、プログラミング学習に対する意欲も示すことができるため、社内のキャリアアップや就職、転職において一定の評価を得ることができます。

意味がないと言われる理由

それではなぜ意味がないと言われるのでしょうか?理由の1つは「国家資格ではない」ためです。Pythonに関する資格は国家資格ではなく、あくまでも資格を運営する組織による「認定資格」です。そのため、資格取得が仕事の獲得に直結しないため国家資格などとの比較で、価値を低く見積もる人がいます。

資格以外に必要なものとは?

Pythonに関する資格の多くは「知識」の習得度を確認するものになります。そのため、資格取得の学習だけでは実務に必要なスキルが身につきにくいと言われています。資格取得で得た知識をもとに、プログラミングの実務経験を積むことがエンジニアとしての価値を高めるためには必要となります。

Python資格取得のメリットとは

Pythonの資格を取得するメリットを具体的に紹介します。資格取得すること自体に大きなメリットがありますが、資格取得の学習を通じて得られるメリットなどPythonの資格にはさまざまなメリットがあります。

Pythonのスキル証明ができる

Pythonの資格を取得するメリットの1つは、Pythonに関するスキルを証明できることです。Pythonの知識やスキルがどの程度あるかを客観的に証明できることで、就職の際の自己PRやフリーランスとして案件獲得に効果的です。

Pythonの正しいスキルが身につく

Pythonの資格取得のメリットとして「正しいスキルが身につく」という点があげられます。資格取得に向けた学習を通じて、Pythonの基礎文法を身につけることができます。Pythonのコード記述といった実業務のなかでもスキル習得はできますが、知識の偏りなどが出るケースもあるのに対して、資格取得については全般的な知識やスキルの習得が必要となるため正しいスキルを身につけることが可能です。

転職やキャリアアップに活用できる

Pythonの資格取得は、転職社内におけるキャリアアップに対してプラス要素となります。Pythonエンジニアに対する市場のニーズは増加傾向にあるため、エンジニア未経験からITエンジニアへの転職をする際に、Python資格を保持していることで経験不足を補う要素になります。また、社内でのキャリアアップに繋がるだけでなく、キャリアパスの幅を広げるツールとして有効です。

Python資格取得におすすめの勉強方法とは

これからPythonの資格取得を目指す場合に、効果的なおすすめの勉強方法を紹介します。

参考書

Python資格取得の勉強方法としておすすめなものの1つが「参考書」です。例えば「Python3エンジニア認定基礎試験」には、試験の運営主体から指定されている「Pythonチュートリアル第4版」と言う指定教材があります。試験の内容が指定教材から出題されることが試験のホームページにも記載されているため、試験概要を確認し、適切な参考書を活用することがおすすめです。

参考:Python 3 エンジニア認定基礎試験 試験概要

動画

参考書のようなテキスト情報からの自己学習が苦手な人におすすめな学習方法が「動画」です。YouTubeには、さまざまなPython資格試験をテーマとした動画がアップされています。動画学習のメリットは無料でできる点とテキストだけでなく映像を用いた視覚情報が追加されているためイメージがしやすい点にあります。

オンラインスクール

参考書や動画は自分一人で行う自己学習ですが、自己学習が苦手な人におすすめの学習方法としてオンラインスクールがあります。オンラインスクール最大のメリットは「講師による指導」がある点です。自己学習では、分からない部分の解決が難しいというデメリットがありますが、オンラインスクールでは講師に質問することが可能で、不明点を解決することができます。また、資格取得に向けた学習計画の相談もできるので、学習途中での脱落リスクも軽減できます。

Pythonの資格を取得してキャリアアップを目指そう!

Pythonは、プログラミングの初学者から専門家レベルのエンジニアまで人気を集める注目のプログラミング言語です。エンジニアとして求められるニーズとしても、Pythonに関わるものが年々増えてきています。Pythonのスキルを証明するツールとして国内、海外で展開されているPythonの資格があります。国家資格とは異なり認定資格となりますが、Pythonの習得レベルを証明できる貴重なツールです。

Pythonの資格を取得することで、エンジニアとしてのキャリアアップが目指せるので、是非資格取得にチャレンジしてみてください。Pythonの資格取得に向けた勉強方法としては、効果的で効率的な「オンラインスクール」の活用がおすすめです。

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