Excelでダイエット管理表を作成|初心者にもわかりやすく解説

はじめに

こんにちは。
ここでは、エクセルを使ってダイエット記録表を作成する方法について説明します。
説明する内容は、こちらです。
今回はエクセルを使ってダイエット記録表を作成します。
毎日の体重を入力していくだけで、自動で体重の推移や前日との比較を確認することができる記録表です。
エクセルの関数や機能を使って記録表を作成することで、効率的に記録を行うことができるようになります。
このダイエット記録表を作成しながらエクセルの関数や機能、グラフの作成方法を学んでいきましょう。
それでは早速、ダイエット記録表の作成に入っていきましょう。

エクセルアプリの起動

まずは、エクセルアプリを起動します。
いくつか方法がありますが、最も一般的な方法はwindowsのスタートメニューから起動させる方法です。
画面左下のwindowsのスタートボタンをクリックします。
スタートメニューをスクロールして、「E」の配下にある「Excel」のアイコンをクリックするとアプリが起動します。
エクセルを起動させると、はじめにスタート画面が表示されます。
スタート画面には、あらかじめ用意されているテンプレートが表示されています。
今回はテンプレートは利用しないため、「空白のブック」を選択しましょう。
エクセルのシートが開けば、起動は完了です。

画面の見方

ダイエット管理表を作成する前に、まずはエクセルの画面の見方について理解しておきましょう。

行・列・セルの概念

エクセルは表形式となっており、行・列・セルという概念が存在しています。
行は、横方向にカウントし、上から1行目、2行目と呼びます。
列は、縦方向にカウントし、左からA列、B列と呼びます。
行と列が交差したマス目のことを、セルと呼びます。
エクセルでは、この「セル」に対して文字や数字を入力していきます。
たとえば「B2のセル」とは、B列の2行目のセルのことを指しています。
このように、行・列・セルがそれぞれどの部分なのか分かるようにしておきましょう。

エクセルの基本操作について

また、エクセルには便利な機能がたくさん存在しており、上部の各メニューを選ぶことで使用することができます。
それでは、各メニューの呼び方や動作について簡単にご説明します。
まず、画面の左上にあるのが「クイックアクセスツールバー」です。
利用頻度の高い機能がアイコンで表示されており、たとえば「上書き保存」「元に戻す」「やり直し」などを行うことができます。
このクイックアクセスツールバーは、自分好みにカスタマイズをすることもできます。
クイックアクセスツールバーの下にあるのが「タブ」です。
エクセルで使用できる機能が目的別に10個表示されています。
このタブをクリックすると開くのが、「リボン」です。
デフォルトでは「ホーム」タブが開かれています。
リボンには、フォントや配置の設定、セルの書式など多くの機能が詰まっていることが分かります。
挿入のタブを開いてみます。
このリボンには、「ピボットテーブル」や「写真」を挿入する機能などがあります。
このように、クイックアクセスツールバーやリボンの機能を使いながら、エクセルを操作していきます。
画面の見方の説明を続けます。ホームのタブを開きます。
リボンの下には、左から名前バー、数式バーが表示されています。
名前バーには、現在選択されているセルの位置が表示されています。
数式バーには、現在選択されているセルに入力されているデータや数式が表示されています。
名前バー・数式バーに直接値を入力して操作することもできます。
他にも、画面右下の表示設定とズームスライダーを利用して、画面の表示を変えることも可能です。
右下の真ん中のアイコン「ページレイアウト」をクリックしてみましょう。
ヘッダーやフッター、データの入力など、標準ページとは違った表示がされていることが分かります。標準ページに戻します。
次に、右下の「+」マークをクリックしてみましょう。
ページの表示倍率が変わり、全体的に大きく表示されることが分かります。
今回は、「標準」で倍率100%で進めていきます。

タイトル部分の作成

画面の見方が分かったところで、早速ダイエット管理表の作成に入っていきましょう。
今回は色使いなどのデザインはサンプル通りに作ることを想定して進めていきます。
色や枠線の有無などは、個人の好みによって変えていってください。
サンプルのワークシートのほかに、新しいワークシートに作成を進めていきます。
新しいワークシートの作成方法は、ワークシートの右のプラスボタンをクリックです。
新しいワークシートができました。

図形の挿入・移動・大きさと色の変更

まずは、左上の「ダイエット管理表」と記載されているタイトル部分から作成していきます。
タイトル部分は、図形と画像、文字から成り立っています。
まずは図形を挿入します。
どこでもよいので任意のセルにカーソルを合わせた状態で、「挿入」タブの「図形」をクリックします。
四角形の左から二番目の図形を選択した状態で、セル上でマウスをドラッグすると、角が丸い図形を描くことができます。
ドラッグして自分好みの大きさに調整しましょう。
なお、図形を挿入する際にShiftを押しながらドラッグすると、正方形や正円を描くことができます。
併せて覚えておくと良いでしょう。
次に、図形の枠線や色を調整します。
図形を選択すると、画面上部に描画ツールのタブが表示されます。
「図形のスタイル」の「図形の枠線」から「枠線なし」を選択して枠線を無くします。
「図形の塗りつぶし」からグレー色を選択して図形をグレー色にします。
これで図形ができました。

画像の挿入・移動・大きさの変更

次に、画像を挿入します。
任意のセルにカーソルを合わせた状態で、「挿入」タブの「画像」から「このデバイス…」を選択します。
追加したい画像を選んで「挿入」をクリックすると、画像が挿入されます。
画像を選択してそのままドラッグすることで、画像の位置を変えることができます。
先ほど作成した図形上に画像を移動させましょう。
画像を選択した状態で画像の端の白い点をドラッグすることで、画像の大きさを変えることができます。

テキストボックスの挿入・大きさと色の変更

“最後に、図形の上に文字を配置します。
図形を選択した状態で右クリックし、「テキストの編集」でも追加できますが、テキストボックスを使用する方法を説明します。”
図形を選択した状態で、「書式」タブの「テキストボックス」から「横書きテキストボックスの描画」を選択します。
図形上でマウスをドラッグすると、テキストボックスが挿入されます。
キーボードで「ダイエット記録表」と入力すると、文字が追加されます。
次に、テキストボックスの枠線や色を調整します。
テキストボックスを選択すると、画面上部に描画ツールのタブが表示されます。
「書式」タブの「図形の枠線」から「枠線なし」を選択して枠線を無くします。
「図形の塗りつぶし」から「塗りつぶし無し」を選択します。
最後に、文字の色と大きさ、フォントを調整します。
調整の方法はいくつかありますが、今回は文字を選択した状態で右クリックを押してみましょう。
文字の右上にツールバーが表れるので、そこから文字の色と大きさ、太さを調整します。
文字の色を白色に変更し、フォントサイズを28にして、「B」をクリックして太字にします。
文字が改行されてしまった場合は、テキストボックスのサイズを横に伸ばして調整してください。
フォントは、今回は「メイリオ」にしておきましょう。

フォントについて

ここでフォントについて解説します。
基本的には、一つのエクセル内で一つのフォントに統一しましょう。
フォントがバラバラだと資料として統一感がなく美しくないと印象を持たれるかもしれません。
資料は中身も大事ですが、見た目も大切です。
美しく読みやすい資料づくりのために、フォントは統一しましょう。
また、統一するフォントは、メイリオがおすすめです。
メイリオは、読みやすく美しくフォントの代表例です。
ウェブサイトでメイリオが採用されているサイトも数多くあります。
macの場合だと「ヒラギノ角ゴシック体」もおすすめです。
エクセルやパワーポイントにおいて、フォントでがらりと印象が変わると私は思います。
私は年収280万から750万まで上げる過程で、パワーポイントやエクセルの資料は、可能な限りメイリオフォントを使ってきました。
そして、パワーポイントやエクセルなどの資料作りが上手と評価を頂いていました。
フォントは統一して、メイリオを使うというコツは覚えておきましょう。
“エクセルの「ページレイアウト」タブを選択して、リボンから「フォント」をクリックします。
「テーマのフォント」が選択されますので、ここで「メイリオ」のフォントテーマを選択します。
これでブック全体のフォントを「メイリオ」に変更することができます。
上が見出しのフォントで、下が本文のフォントです。”

図形のグループ化

ここまでで、図形、画像、テキストボックスが追加できました。
ただし、今のままだと、鉛筆の画像、テキストボックスなど単独でしか動かすことができません。
これではどれかを動かす度にデザインが崩れてしまって不便ですよね。
そこで、図形のグループ化機能を使用して、図形、画像、テキストボックスを一つのグループにします。
Shiftを押しながらそれぞれの図形、画像、テキストボックスを選択し、全てが選択された状態にします。
“これが一般的な複数選択の方法です。
もうひとつの方法も紹介します。
「ホーム」タブにある「検索と選択」から、「オブジェクトの選択」をクリックします。
マウスカーソルが矢印になりました。
この状態で、選択したい図形の周りをドラッグします。
これで図形を選択できました。”
描画ツールの「図の形式」タブの「グループ化」を選択します。
すると、図形、画像、テキストボックスがグループ化され、位置の移動や大きさの調整が一度でできるようになります。
図形を選択した状態で、右クリックメニューにも「グループ化」がありますので、これでもOKです。

セルのサイズ変更

また、今回は説明の便宜上、行数をサンプルと揃えたいので、1行目の高さを図形の大きさに合わせておきましょう。
セルのサイズを調整するには、列の右端や行の下端をマウスでドラッグします。
今回は、1行目の下端をマウスでドラッグして、図形の高さに揃えておきます。
これで、タイトル部分が完成しました。

入力項目の作成

タイトル部分が完成したら、次は入力項目を作成していきましょう。
今回は全部で10個の項目を作成します。
まずは、C3からC13のセルにサンプルと同様の項目名を入力してください。
入力が完了したら、入力した項目のセルを全て選択した状態で、「ホーム」タブの「B」をクリックして太字にします。
なお、セルを複数選択するには、対象のセルをドラッグして選択するか、先頭のセルをクリックしてから、Shiftを押しながら末尾のセルをクリックします。
フォントサイズは12に設定しましょう。
次に、C列の幅を調整します。
今回は、最適な幅に自動調整される方法を使ってみましょう。
C列の右端をダブルクリックすると、自動的に最適な幅に調整されます。

入力欄の作成

入力項目が完成したら、D列の入力欄を作成していきます。

セルの背景色の変更

まずは、サンプルのセルの背景に色がついている箇所から作成していきましょう。
Ctrlを押しながらD3~D5、D9のセルを選択し、4つのセルが選択された状態にします。
「フォント」タブのバケツアイコンの下矢印マークを選択し、薄オレンジを選んで背景色をつけます。
次に、D6、D7、D10~13のセルを作成していきます。
これらのセルは四則演算と関数を使用して作成します。

四則演算

まずは四則演算からご説明します。
四則演算とは、足し算、引き算、掛け算、割り算の総称です。
エクセルでは、算術演算子と呼ばれる記号を使って数式を入力することで四則演算を行うことができます。
具体的には、足し算には「+」を、引き算には「-」を、掛け算には「*」を、割り算には「/」を入力します。
また、四則演算をするには、セルの頭に「=」を入力し、「=」の後ろに数式を入力します。
たとえば、任意のセルに「=(1+1-1)*(1/1)」と入力してみましょう。
計算結果の「1」がセルに表示されるはずです。
なお、数式の中には特定のセルの値を含めることも可能です。
たとえば、G3のセルに「1」を、H3のセルに「2」を入力します。
次に、任意のセルに「=G3+H3」と入力してみましょう。
計算結果の「3」がセルに表示されました。

関数の基本

次に、関数についてご説明します。
関数とはあらかじめエクセルが用意している数式のことで、関数を使用することで複雑な計算を簡単に行うことができます。
関数にはたくさんの種類がありますが、どのような関数があるか分からないうちは、「数式」タブから関数を検索して使用しましょう。
たとえば、先ほど入力したG3とH3の値の合計値を関数で求めるとします。
任意のセルを選択した状態で、「数式」タブの「関数の挿入」をクリックします。
「関数の検索」欄に「合計」と入力して「検索開始」をクリックします。
すると、合計に関連する関数が表示されます。
各関数を選択すると説明が表示されるので、目的に合った関数を探しましょう。
今回は、SUMを選択して「OK」をクリックします。
そうすると、数値1と数値2を入力する画面が表示されます。
これらの数値1と数値2は「引数」と呼ぶので名称も覚えておきましょう。
数値1に「G3」、数値2に「H3」と入力して、「OK」をクリックします。
計算結果の「3」がセルに表示されました。
このように、関数はあらかじめ定義された数式内に引数を入力することで計算を実行することができます。
それでは、四則演算と関数を使って、D6、D7、D10~13のセルに値を入れていきましょう。

初日のBMI(IFERROR関数)

まず、D6のセルには、初日のBMIが表示されるように数式を入力します。
計算のために、初日の体重に65キロ、身長に175を入力しましょう。
BMIの計算方法は「体重(kg)/身長(m)の2乗」を1万で割ると求めることができます。
そのため、D6のセルに「=D4/(D5*D5/10000)」と入力しましょう。
ただし、このままでは初日の体重と身長の値が入力されていない場合、「#DIV/0!」といったエラー値が表示されてしまいます。
そのままでも支障はないものの、エラー値のままでは見栄えが悪いですね。
そこで、関数を使用してエラー値が出たら指定の値を返すように設定しておきましょう。
エラー値が出た場合に指定の値を返すためには、IFERROR関数を使用します。
書式はこのようになっています。「IFERROR(値,エラー時の値)」
[値]には、使用したい数式やセル参照を指定します。
[エラー時の値]には、[値]がエラーだった場合に返す値を指定します。
今回は、[値]には、先ほどご説明したBMIを算出する計算式「D4/(D5*D5/10000)」を入力します。
[エラー時の値]は任意で好きな値として良いですが、今回は空白を意味する「””」を入力しておきましょう。
つまり、最終的にはD6のセルにはこのように「=IFERROR(D4/(D5*D5/10000),””)」という数式が書きます。

現在のBMI(IFERROR関数)

次に、D11のセルには、現在のBMIが表示されるように数式を入力します。
D11のセルに「=IFERROR(D10/(D5*D5/10000),””)」と入力しましょう。
初日のBMIの数式と参照するセルが変わっただけなので、説明は割愛します。

初日の体型(IF関数、VLOOKUP関数)

次に、D7のセルには、初日の体型の肥満度が表示されるように数式を入力します。
ここでは、IF関数とVLOOKUP関数を使います。
まずは、IF関数について説明します。
IF関数は、指定した条件を満たす場合と満たさない場合で場合分けして値を返すことができる関数です。
書式はこのようになっています。「IF(論理式,真の場合,偽の場合」
[論理式]には、条件を指定します。
指定した条件が、真の場合に表示させたい値を[真の場合]に、偽の場合に表示させたい値を[偽の場合]に入力します。
[偽の場合]は省略が可能で、省略するとFALSEが返されます。
これだけではわかりにくいと思いますので、簡単な例で説明をします。
体重の65キロと、身長の175センチを使ってIF関数を試してみます
前提として、単位が違うので、本当は比較ができないものですよね。
したがって、単純に65という数字と、175という数字であって、単位はないと考えてください。
さて、IF関数の最初の引数は、論理式でしたね。
65と175は、175の方が大きいですよね。
つまり、不等号で表すと、65<175です。
これは正しいですよね。
したがって、真の場合に記述した値が返ってくるはずです。
論理式のところに65<175と記述して、真の場合のところにダブルクオーテーションでくくって「正しい」と書きましょう。
偽の場合のところには、「誤り」と書きましょう。
結果は、正しいと表示されるはずです。それではエンターを押します。
正しいと表示されました。
不等号を逆にしてみます。
誤りが表示されました。
これがIF関数です。
次に、VLOOKUP関数について説明します。
VLOOKUP関数は、指定した範囲の先頭列を垂直方向に検索し、検索条件に一致したデータを返してくれる関数です。
書式はこのようになっています。「VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索の型」
引数が多いので難しそうに感じるかもしれませんが、便利な関数なのでこの機会にぜひ覚えておきましょう。
[検索値]には、検索したい値またはセルを指定します。
[範囲]には、検索するセルの範囲を指定します。
[列番号]には、[範囲]の中の左から数えた列番号を数字で指定します。
[検索の型]には、FALSEまたは0か、TRUEまたは1を入力します。
FALSEまたは0を入力した場合は、検索値と完全に一致する値のみを範囲から探します。
TRUEまたは1を入力した場合は、検索値未満の値の中で最大の値を範囲から探します。
なお、[検索の型]は省略が可能で、省略するとTRUEが適用されます。
VLOOKUP関数の注意点として、[範囲]の1列目には、[検索値]が含まれている列である必要があります。
つまり、2列目や3列目からは値を検索することができないので注意してください。
さて、サンプルデータに戻ってみましょう。今回は、マスタシートを作成して、マスタから値を検索するようにします。
VLOOKUP関数については、別の動画で売上のデータを使いながら実践的な内容で説明しています。ご興味ある方はそちらもご覧ください。

マスタの作成

それでは、マスタ用のシートを作成していきます。

シートの追加方法

現在は、「Sheet1」という名前のシートが1枚だけある状態です。
シートを追加するには、「Sheet1」の右側にある「+」マークをクリックします。
新しいシートが追加されました。
シート名を変更するには、シートをダブルクリックします。
今回は、「Sheet1」を「ダイエット記録表」に、「Sheet2」を「マスタ」に変更しましょう。
また、シートをドラッグすることで順番を入れ替えることができることも知っておくと良いでしょう。
他にも、シート上で右クリックをすると、「挿入」「削除」「移動またはコピー」などのメニューが出てきます。
このメニューから、シートのコピーなどの操作を行うこともできます。

表の作成方法

それでは、マスタシートの中身を作成していきます。
まずはサンプルを見ながら、サンプル通りに文字を入力してください。
次に、B3~D9を選択した状態で、「ホーム」タブの罫線アイコンの下矢印マークを選択し、「格子」をクリックします。
B3、C3を選択した状態で「ホーム」タブの「セルを結合して中央揃え」をクリックします。
なお、セルの結合には他にも「横方向に結合」「セルの結合」「セル結合の解除」のメニューがあります。
レイアウトを整える時によく使うので、覚えておきましょう。
あとは書式を整えるだけです。
3行目の背景色と文字色を変えたり、セルのサイズを変えたりしながら見やすいように調整してください。
マスタが完成したら、D7のセルに「=IF($D$6=””,””,VLOOKUP($D$6,マスタ!$B$4:$D$7,3))」と入力しましょう。
処理の中身について補足します。
まず、VLOOKUP関数にて、初日のBMIの値をマスタシートのB列から検索し、3列目の値を取り出しています。
さらに、IF関数にて、D6のセルが空白だった場合は空白を、そうでない場合はVLOOKUPで取り出した値を返しています。
少し難しいので、具体例も挙げておきます。
たとえば初日のBMIが21.2だった場合、マスタシートのB列の値で21.2に最も近い最大値はB6セルの18.5です。
さらに、B5セルから3列目の値は「普通体重」のため、VLOOKUPで取り出される値は「普通体重」です。
また、初日のBMIの値は空白ではないため、IF関数の偽の場合が適用されて、「普通体重」の値が返されるわけです。

絶対参照について

ちなみに、VLOOKUP関数で使った、数式内の「$」マークが気になったという方もいるでしょう。
これは「絶対参照」という参照方式を適用するためのマークです。
具体的には、セルの行番号と列番号に「$」をつけることで、常にそのセルを参照する方法です。
通常、他のセルへ数式をコピーすると、参照するセルは自動的に変化します。
しかし、セルを絶対参照にすることで、参照するセルを固定することができます。

現在の体型(IF関数、VLOOKUP関数)

次に、D12のセルには、現在の体型が表示されるように数式を入力します。
D12のセルに「=IF($D$11=””,””,VLOOKUP($D$11,マスタ!$B$4:$D$7,3))」と入力しましょう。
初日の体型の数式と参照するセルが変わっただけなので、説明は割愛します。

現在の体重(INDIRECT関数、COUNTA関数、ROW関数)

次に、D10のセルには、現在の体重が表示されるように数式を入力します。
ここでは、INDIRECT関数、COUNTA関数、ROW関数を使います。
まずはINDIRECT関数についてご説明します。
INDIRECT関数は、セルの参照を文字列で指定する関数です。
書式はこのようになっています。「INDIRECT(参照文字列,参照形式)」
[参照文字列]には、参照先を示す文字列を入力します。
[参照形式]には、FALSEまたはTRUEを入力します。
FALSEを入力した場合は、「R1C1」といったように、ROWとCOLUMNの頭文字にそれぞれ行数と列数で位置を表します。
TRUEを入力した場合は、「A1」といったように、英字で列を、数字で行を表します。
FALSEの形式はマクロを使う場合に使用されますが、マクロを使わないならTRUEとしておけば良いでしょう。
なお、[参照形式]は省略が可能で、省略するとTRUEが適用されます。
これだけだとわかりにくいですね
例えば、「=D4」と書けば、D4のセルを参照することができます。
これと同じことをINDIRECT関数やるとこうなります。
じゃあ、これに何の意味があるの?と疑問にもたれるかもしれません。
例えば、D4のセルを参照したくてこのように書いたとします
これだと、D4セルは参照できずに、D4と表示されるのみです。
でも、これをINDIRECT関数の丸括弧の中に書くと、このように参照できます。
したがって、別のセルにある値を使ってセルを参照することができます。
行も列も使って参照することもできます。
なので、オートフィルを使ってざっと参照することもできます。
次に、COUNTA関数についてご説明します。
COUNTA関数は、データの個数を求めることができる関数です。
書式は「COUNTA(値1,値2,…)」です。
[値1,値2,… ]には、個数を数えたいデータ範囲を指定します。
似た関数にCOUNT関数というものがありますが、COUNT関数の場合、数値のセルしか個数として数えられません。したがって、文字列やTRUE・FALSEといった論理値など、数値以外のセルは個数として数えられません。
やってみましょう。
数値しか数えられません。
COUNTA関数は、空白のセル以外はすべて個数として数えることができます。COUNTAに変更してみましょう。変更できました。
次に、ROW関数についてご説明します。
ROW関数は、セルの行番号を求めることができる関数です。
書式は「ROW(範囲)」です。
[範囲]には、行番号を調べたいセルまたは範囲を指定します。
[範囲]を省略した場合は、ROW関数が入力されているセルの行番号が返されます。
それでは、これらの関数を使ってD10のセルに現在の体重が表示されるようにします。
D10のセルに「=INDIRECT(“C”&COUNTA(C18:C1000)+ROW(C18)-1)」と入力しましょう。
まだ記録表ができていないので分かりづらいかもしれませんが、処理の中身について見ていきましょう。
まず、COUNTA関数にて、C18からC1000までの中で、空白ではないセルの個数を返します。
また、ROW関数にてC18のセルの行番号を返します。
ここまでで、たとえばデータが4つ入力されていた場合は、「=INDIRECT(“C”&4+18-1」となりますね。
つまり、「=INDIRECT(“C”&21)」となり、C21セルの値が返されます。
理解しづらければ、管理表が完成してからもう一度確かめてみてください。
ここまでで、全ての入力項目と入力欄の作成が完了しました。

記録表の作成

体重を記録する部分を作っていきましょう。記録する部分表には、「日付」、「体重」、「昨日との比較」、「BMI」の4項目を表形式で作成します。
ここでも、四則演算と関数を使用して、「体重」欄を入力するだけで値が自動算出されるように作っていきましょう。
まずは、サンプルを見ながら17行目の文字を入力してください。
次に、背景色と文字色を変えたり、セルのサイズを変えたりしながら見やすいように調整してください。
最後に、18行目をコピーして、100行目まで張り付けしておきましょう。
ここまでで、記録表の大枠部分が完成しました。

日付(ISBLANK関数)

次に、B18~B100のセルには、日付が表示されるように数式を入力します。
初日であるB18のセルと、B19~B100のセルで数式を変えます。
まず、D3のセルに日付を入力しましょう。
開始日を7/1とします。
D18のセルは、開始日のD3のセルを参照します。
D19のセルは、D18のセルに1を足す計算式にしましょう。
そうすると、7/1の1日あと。7/2となります。
これは100行目までコピペします。
日付の部分が完成しました。
月ごとに管理表を変えたい場合は、このワークシートをコピーして8/1にすればオッケーです。

昨日との比較

次に、D18のセル~D100のセルには、前日との体重の差が表示されるように数式を入力します。
IF関数とIFERROR関数を使い、D18のセルには「=IF(C19=””,”-“,IFERROR((C19-C18),”-“))」と入力しましょう。
また、D18のセルをコピーしてD19のセル~D100のセルに張り付けましょう。そして、ホームタブから「右揃え」を選択しておきます。
IFERROR関数により、差分がエラー値の場合は「-」が表示されるようにしています。
また、IF関数により、値が空の場合とそうでない場合で場合分けしています。

BMI

最後に、E18のセル~E1000のセルには、BMIが表示されるように数式を入力します。
IFERROR関数を使い、E18のセルには「=IFERROR($C18/($D$5*$D$5/10000),””)」と入力しましょう。
また、E18のセルをコピーしてE19のセル~E1000のセルに張り付けましょう。
BMIの計算は入力項目で説明した通りで、IFERROR関数によりエラー値の場合は空文字になるように設定しています。

条件付き書式について

ここまで作成が完了したら、より見やすくするために、昨日との比較がマイナス値だった場合、自動的に赤字になるように設定します。
数値の場合はセルの書式を変えることでマイナス値を赤字にするという方法もありますが、今回は知っておくと役立つことが多い「条件付き書式」という機能を使います。
条件付き書式とは、指定した範囲に対して、任意の条件を満たしたセルを定めた書式に自動的に変換する機能です。
まず、D18のセル~D1000のセルを選択した状態で、「ホーム」タブの「条件付き書式」から、「新しいルール」を選択します。
「指定の値を含むセルだけを書式設定」を選び、プルダウンから「セルの値」「次の値より小さい」を選択し、「0」を入力します。
「書式」をクリックして「フォント」タブから色を赤色にして「OK」をクリックしましょう。
最後に、もう一度「OK」を押せば完了です。
これで、昨日との比較が0より小さい値だった場合、自動的に赤字になります。
ここまでで、記録表が全て完成しました。
サンプルの体重を貼り付けてしてみましょう。
うまくいっているようです。

グラフの作成

最後に、体重の推移のグラフの作成を行います。
まず、グラフにしたいデータを見出しも含めて選択します。
データが多すぎると見づらくなってしまうので、今回は、B17のセル~C50のセルを選択しましょう。
「挿入」タブの「おすすめグラフ」をクリックし、「すべてのグラフ」タブから折れ線を選択して「OK」をクリックします。
次に、グラフの体裁を整えていきましょう。
グラフをクリックするとグラフの隣に「+」や筆マークのボタンが表示されます。
ここからタイトルや凡例の表示、色などグラフの書式を設定できます。
まず、[+] をクリックして グラフに表示させたい要素を選択します。
今回は「凡例」をチェックしておきましょう。

デザインの変更

次に、グラフのデザインを修正します。
[グラフ] を選択した状態で「グラフのデザイン」タブから任意のデザインを選びます。
グラフの外枠を選択し、「書式」タブの「図形の塗りつぶし」を選択し、グレー色を選んで背景色をつけます。
グラフのデータ枠を選択し、「書式」タブの「図形の塗りつぶし」を選択し、「塗りつぶしなし」を選びます。
グラフの折れ線部分を選択し、「書式」タブの「図形の枠線」からピンク色を選んで色を変更します。
この時、グラフ内のどこを選択するかによって変更対象が変わるので注意してください。
なお、変更対象は、「書式」タブの左上のプルダウンから選んで変更することもできます。

目標体重到達日

都合上、初日の体重を70キロに変更をします。
目標体重が65キロに設定します。
目標体重到達日の計算式について説明します。
まず、TODAYと入力をすると本日の日付が取得できます。
この動画を撮影している日は7/18なので、7/19以降のデータは消しておきます。
次にAVERAGEを使うと平均が算出できるので、昨日との比較の列を使って、1日あたりどれだけ体重が落ちているか算出をします。
また現在の体重から目標体重を引くと、残り体重がどのぐらいかわかります。
残り3.5kgであることが分かります。
そして、この3.5kgを0.08で割ると、残りどれだけの日数がかかるか分かります。
ただし、マイナスがついているので、ABS関数を使って絶対値に変換しましょう。
そうすると、残り39日で目標体重に到達することが分かります。
それを今日の日付に足すと、8/26日に目標体重に到達することが分かります。
これをD13のセルに入力していきます。
日付が数字になっているので、書式を変更しましょう。
書式を短い日付に変更します。
ここと同じように、8/26日が計算することができました。

固定表示について

タイトルから入力項目、入力欄の行は、記録表の行が多くなってもすぐに見れるように、固定表示にしておくと良いでしょう。
1行目から14行目までを選択した状態で、「表示」タブの「ウィンドウ枠の固定」から「ウィンドウ枠の固定」を選択します。
すると、エクセルを下にスクロールしても、1行目から14行目が固定されて表示されるようになります。

仕上げ

それでは、完成に向けて最後の仕上げを行います。
オレンジ部分が入力部分なので、そのセルの上に「▼入力してください」と入力をしましょう。
そして、目標体重到達日のところにはこの数式を入力をしてください。
試しに記録表に値を入力して、エクセルの動作を確認してみると良いですよ。
これでダイエット記録表が完成しました。

エクセルの保存

最後に、作成したエクセルを保存しておきましょう。
「ファイル」タブから「名前をつけて保存」をクリックし、任意の場所をダブルクリックで選択します。
ウィンドウが開くので、ファイル名にファイルの名前を入力し、任意の場所を指定して「保存」をクリックします。
エクセルで作業をするときには、はじめに名前をつけて保存を行ったうえで、こまめにデータを保存する癖をつけておくことをおすすめします。

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■保存方法
Mac:右クリック⇒「リンク先を別名で保存」
Windows:右クリック⇒「名前を付けてリンク先を保存」

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