企業のDXを進めるためには、企業で働くビジネスパーソン一人ひとりがDXへの意識を高く持つことが大切です。
つまり、DXは、全従業員で進めるものです。
従業員の中でDXへの意識が高い人が増えれば増えるほど、企業のDXが成功する確率も高まります。
したがって、すべてのビジネスパーソンが、DXに関するリテラシーを身につけることが大切です。
これをこの動画では、DXリテラシーといいます。
では、DXリテラシーとは何でしょうか?
最初に、DX人材育成を5年以上やっている私の経験を通して学んだDXリテラシーについて説明したいと思います。
そして最後に、経済産業省のIT政策実施機関である情報処理推進機構(IPA)が考えるDXリテラシーについて紹介します。
DXリテラシーとは?
私は、DXリテラシーは、3つあると考えています。
DXリテラシーの1つめです。
データとデジタル技術を活用をして、どんなことができるのか?がわかることです。
DXリテラシーの2つめです。
データとデジタル技術を活用をした新しいビジネスモデルや自動化・効率化が、どのぐらいの時間をかければできるのか?がわかることです。
DXリテラシーの3つめです。
そもそも、企業にとってDXが必要であることを理解しているということです。
これだけだとわかりにくいと思います。
詳しく説明しますね。
1つめの「どんなことができるのか?がわかること」について説明をします。
これは、データやデジタル技術を使ってどんなことができるのか?何ができるのか?
それがわからなければ、DXは進められません。
どんなことができるのかわかっていれば、
目の前の業務を自動化できるのか?
生成AIを使えば、どんなことができるのか?
機械学習を使えば、どんな予測ができるのか?
そういったことがわかります。
つまり、技術を知っていれば、色々なアイディアが思いつきますよね。
2つめの「どのぐらいの時間をかければできるのか?」についてです。
1つめのどんなことができるのか?ということがわかったとしても、
それが10時間の時間をかければ実現するのか、1000時間をかなければ実現できないのか?
それによって、事業判断や経営判断が変わってきます。
そのため、どのぐらい時間をかければ実現ができるのか?ということをわかっておくことが大切なのです。
3つめの「企業にとってDXが必要であることを理解しているということ」についてです。
そもそも、今まであげたDXリテラシーの2つを身につける土台であり、モチベーションです。
この必要性を感じなければ、
「DXって本当に必要あるの?やらなくてもいいんじゃない?今までやらなくても大丈夫だったんだから必要ないんじゃない?」
といったことが起こり得ます。
DXにストップがかかってしまいますよね。
そのため、すべてのビジネスパーソンがDXの必要性を理解しているということが大切です。
このDX超入門講座をみて、DXの必要性は感じていただけましたか?
もしそうなら、この動画を会社の同僚、上司、人事担当者の方にぜひ勧めてください。
DXリテラシーを身につけることでできるようになること
では、DXリテラシーを身につけるとどうなるのでしょうか?
私は、もともとは文系出身のデジタルマーケターでした。
デジタルマーケターだったので、Web広告やユーザーさまの行動データなど大量のデータがあるのは知っていました。
また、ビッグデータの存在も知っていました。
それを分析すれば、お宝のような情報を得られるのではないか?と感じていました。
つまり、DXの必要性は感じていたのです。
しかし、データをどのように取得すればいいのか?どのように集計すればいいのか?Excelでできるのか?それとも違うツールが必要なのか?がわかりませんでした。
結論から言います。
私は、PythonとSQLを覚えたことにより、DXリテラシーを身につけました。
今、振り返ると、これがクリティカルでした。
PythonとSQLを習得したから、
DXの新しいアイディアが思い浮かびました。
AIを活用をしてこんなことができるんじゃないか?
テクノロジーを使ったら、こんなことを自動化できるんじゃないか?
この技術とこの技術を組み合わせれば、こんなことが実現できるではないか?
こんなデータを集めて、こんな分析をすれば、新しい発見があるのではないか?
これらが思い付きました。
そして、思いつくだけではなく、それらを実現することが現実的なのかどうか?
途方も無い夢物語では無い?
それらが判断できるようになりました。
DXリテラシーを身につけたおかげで、DX推進リーダーにアサインされ、今は教育をDXする会社を企業できました。
つまり、「データやデジタル技術で、どんなことができるのか?」「どのぐらいの時間をかければできるのか?」。
私は、PythonやSQLを使えるようになってわかるようになりましたし、その大切さを感じました。
また、PythonやSQLの技術、ひいてはデジタル技術を利活用できるようになれば、人力でやっていることが、非効率だと身に染みて感じるはずです。
キノコードが考えるDXリテラシー3つのまとめ
以上が私の考えるDXリテラシーです。
復習します。
データやデジタル技術を使って何ができるのか?がわかっている。
データやデジタル技術を使ってどのぐらいで実現できるのか?がわかっている。
DXが必要であることがわかっているです。
この3つです。
経済産業省のIT政策実施機関である情報処理推進機構(IPA)が考えるDXリテラシー
最後に、IPAの定義を紹介します。
具体的には、
「人々が重視する価値や社会・経済の環境がどのように変化しているか知っており、DXの重要性を理解している」。
IPAでは、Whyといっています。
「DX推進の手段としてのデータやデジタル技術に関する最新の情報を知ったうえで、その発展の背景への知識を深めることができる」
IPAでは、DXのWhatといっています。
「データ・デジタル技術の活用事例を理解し、その実現のための基本的なツールの利用方法を身につけたうえで、留意点などを踏まえて実際に業務で利用できる」
IPAでは、DXのHowといっています。
また、IPAでは、この3つに加えて、DXのマインド・スタンスも重要だといっています。
「社会変化の中で新たな価値を生み出すために必要なマインド・スタンスを知り、自身の行動を振り返ることができる」ということです。
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さらには、Pythonを使ったデータの利活用もできるようになります。
また、キノクエストは、インプットだけではなく、アウトプットができるサービスです。
データの利活用ができるようになるためには、動画をみるというインプットだけではできるようにならず、実際に手を動かしてこそできるようになるからです。
もちろん、ライトに、キノコードの動画を社内の研修で使うと言う方法もありますが、企業のニーズにあったプランが弊社には提案可能です。
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まとめ DXリテラシーとは?
まとめです。
この動画で覚えておいて欲しいのは、DXリテラシーの4つです。
1つめ。DXが企業に必要であることをわかっている。DXリテラシーのWhyです。
2つめ。データとデジタル技術を活用をして、どんなことができるのか?がわかることです。DXリテラシーのWhatです。
3つめ。データとデジタル技術を活用をした新しいビジネスモデルや自動化・効率化が、どのぐらいの時間をかければできるのか?がわかる。DXリテラシーのHowです。
4つめ。これからの時代、変化に対応していくために、学び・成長していくという心構えが必要であることをわかっている。DXリテラシーのマインド・スタンスです。
DXリテラシーのWhy、What、How、マインドの4つです。
では、DXリテラシーを全従業員が身につけると企業にとってどんなメリットがあるのでしょうか?
次の動画で詳しく解説をしたいと思います。
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次の動画でお会いしましょう。