【Java超入門コース】07.データ型 |変数に入れるデータの種類のことです【プログラミング初心者向け入門講座】

Java超入門コース

この記事の執筆・監修

キノコード
キノコード    

テクノロジーアンドデザインカンパニー株式会社のCEO。
日本最大級のプログラミング教育のYouTubeチャンネル「キノコード」や、プログラミング学習サービス「キノクエスト」を運営。
著書「あなたの仕事が一瞬で片付くPythonによる自動化仕事術」や、雑誌「日経ソフトウエア」や「シェルスクリプトマガジン」への寄稿など実績多数。

はじめに

こんにちは。キノコードです。
「【5分レッスン】Java超入門コース#07 データ型」について説明します。

データ型とは?

説明する内容は、こちらです。
データ型とは、変数に入れるデータの種類のことです。
この動画では、整数、小数、文字、ブール型について説明します。

整数

整数系のデータ型は、byte,short,int,longの4つです。
これらの違いは、数値の範囲に違いがあります。
ざっくりいうと、byteは-100~100の数値を扱うことができます。
shortは-3万から+3万まで。
intは、-20億から+20億まで
longの扱える数値の範囲は、兆の次の単位の「京」の桁以上の範囲です。
longの場合だけ、最後に小文字か大文字の「L」をつける必要があります。
javaのプログラムを書いてみます。

class Lesson07_01 {
  public static void main(String[] args) {
    byte var01 = 1;
    short var02 = 12345;
    int var03 = 1234567890;
    long var04 = 123456789000L;

    System.out.println(var01);
    System.out.println(var02);
    System.out.println(var03);
    System.out.println(var04);
  }
}

最後に「L」をつけます。 longで代入した数値を、int型に変更してみましょう。

class Lesson07_01_01 {
  public static void main(String[] args) {
    byte var01 = 1;
    short var02 = 12345;
    int var03 = 1234567890;
    int var04 = 123456789000L;

    System.out.println(var01);
    System.out.println(var02);
    System.out.println(var03);
    System.out.println(var04);
  }
}

赤い波線でエラーになっています。
コンパイルしてみましょう。やはりエラーになります。

少数

次に、小数系のデータ型についてです。
小数系のデータ型は、float,doubleの2つです。
float,doubleは、扱える小数点以下の桁数に違いがあります。
doubleはfloatより多くの桁数の小数点を扱えます。
floatは、longのときと同じように、終わりにアルファベット「F」をつけます。
小数点を扱うときは、doubleを使うことの方が多いです。
javaのプログラムを書いてみます。

class Lesson07_02 {
  public static void main(String[] args) {
    double var01 = 1.23456789;
    float var02 = 1.234F;
    System.out.println(var01);
    System.out.println(var02);
  }
}

doubleはfloatより多くの桁数の小数点を扱えます。floatにはFをつけます。doubleの桁数ほど扱えません。
表示されました。

文字

文字系のデータ型についてです。
文字系のデータ型は、char,Stringがあります。
文字1つの場合はcharを使い、文字2つ以上の場合はStringを使います。
charはシングルクォーテーション、Stringはダブルクォーテーションでくくります。
Stringは正確には、データ型ではなく、Stringというクラスです。
Stringについてはsが大文字になることに注意してください。
javaのプログラムを書いてみます。

class Lesson07_03 {
  public static void main(String[] args) {
    char var01 = 'c';
    String var02 = "hello,World!";
    System.out.println(var01);
    System.out.println(var02);
  }
}

charはシングル、Stringはダブルクォーテーションです。
実行してみましょう。

ブール

最後に、ブール型です。
ブール型は、Boolean型(ブーリアン型)ともいいます。
ブール型は、TrueまたFalseの2つのうち、どちらか1つを持つ型です。
TrueとFalseのことを、真と偽、「はい」と「いいえ」、「0と1」といったりもします。
TrueとFalseとはなんでしょうか?
例えば、10と1では10の方が大きいです。
つまり、「10>1」は正しいです。
これを変数に代入するとTrueが入ります。
逆に「10<1」は誤りです。これを変数に代入すると、Falseが入ります。
javaのプログラムを書いてみます。

class Lesson07_04 {
  public static void main(String[] args) {
    int var_a = 10;
    int var_b = 1;
    boolean var_bool;
    var_bool = (var_a > var_b);
    System.out.println(var_bool);
  }
}

aという変数に10を代入。bという変数に1を代入。a>bは正しいので、Trueが代入されます。結果をboolという変数に代入します。
Trueが表示されました。

class Lesson07_05 {
  public static void main(String[] args) {
    int var_a = 10;
    int var_b = 1;
    boolean var_bool;
    var_bool = (var_a < var_b);
    System.out.println(var_bool);
  }
}

不等号を逆にすると誤りなのでFalseが代入されているはずです。
falseが表示されました。

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