セキュリティ対策とは?
コンピューターにおけるセキュリティ対策とは、スパムメール、不正アクセス、脆弱性を狙った攻撃など、インターネットの様々な脅威からコンピューターを守る対策のことをいいます。
具体的には、暗号やアクセス制限などを利用してセキュリティ対策をします。
インターネットの普及が進んだこともあり、セキュリティ事故は増加傾向にあります。
また、犯罪者の活動もより高度で活発になっています。
一度個人情報が流出すると、さらに拡散されて、大きな被害を引き起す可能性があります。
そのため、セキュリティ対策は十分に行う必要があります。
個人のセキュリティ対策
身近で起こりやすいセキュリティ事故と対策について2つ紹介します。
1つめはインターネットバンキングでの詐欺や個人情報の流出です。
インターネットバンキングは、インターネットを利用した銀行の取引サービスのことです。
IDやパスワードを第三者に盗まれてしまうと、アカウントが不正に利用され、個人情報の流出や不正送金につながります。
インターネットバンキングを使用する際は、ログインページのURLや表示内容がいつもと違うところがないか確認してから、個人情報を入力しましょう。
また、ログイン情報は他人から推測されないものに設定して、厳重に管理しましょう。
2つめはSNSでの個人情報の取り扱いについてです。
SNSはメッセージや写真を気軽に投稿することができます。
自分の居場所がわかるメッセージや写真などを公開していると、ストーカー被害や、犯罪に巻き込まれる恐れがあります。
一度SNSに公開した情報は、取り消すことはできません。
個人の特定につながる情報をむやみに公開しないように気を付けましょう。
企業のセキュリティ対策
企業でのセキュリティ事故はどのようなものがあるのでしょうか。
2018年情報セキュリティインシデントに関する調査報告によると、セキュリティ事故の原因1位は情報紛失・置き忘れ。2位は操作ミスによる情報漏えい、3位は不正アクセスです。
情報漏洩えいと聞くと外部からの攻撃を思い浮かべる人が多いかもしれません。
実際は管理ミスや誤操作など、内部の要因が非常に多くなっています。
セキュリティ事故は顧客の信用を失うだけでなく、補償などに莫大な費用と時間がかかります。
セキュリティ事故を起こさないために、一人ひとりがセキュリティ事故に関する認識を高め、常に細心の注意を払うことが大切です。
サイバー攻撃、スパムメールについては別で解説します。