Pythonで集合を作成する方法です。
使用するのは、Pythonの組み込み関数のset関数です。
集合とは、各要素がそれぞれ一意のもので、かつ順不同であることが特徴のデータ型です。
まず、リストから集合を作成してみましょう。
引数にリストを指定して実行します。
リストから集合を作成することができました。
l = [50, 20, 30, 20, 10, 40, 50, 30]
set(l)
実行結果:
{10, 20, 30, 40, 50}
これらのリストで重複していた要素は、一意のものとなりました。
また、各要素の順番がリストと異なっていることが確認できます。
次に、文字列で試してみましょう。
引数に文字列を指定して実行します。
文字列から集合を作成することができました。
set('apple-peach')
実行結果:
{'-', 'a', 'c', 'e', 'h', 'l', 'p'}
次に、辞書で試してみましょう。
辞書から集合を作成することができました。
このように、辞書を指定した場合、キーのみで集合が作成されます。
d = {'apple': 180, 'banana': 250, 'peach': 210, 'apple': 250}
set(d)
実行結果:
{'apple', 'banana', 'peach'}
先ほどと同様に、重複する要素は一意のものとなり、各要素の順番は文字列と異なっています。
なお、集合を作成する方法として、中括弧で要素を囲む方法もあります。
{'apple', 'banana', 'peach', 'apple'}
実行結果:
{'apple', 'banana', 'peach'}
ただし、要素が空の集合を作成する場合には、set関数を使用しましょう。
これは、中括弧で要素を空にして実行すると、集合ではなく辞書が作成されてしまうためです。
▼ set関数を使用した場合
s = set()
type(s)
実行結果:
set
▼ 中括弧を使用した場合