こんにちは。
キノコードです。
この動画では、「右手に生成AI、左手にプログラミング」というタイトルでお話しをします。
この動画は、次のような悩みを抱えている方の参考になるよう、私なりの見解をお話したいと思います。
・新しい技術が次々出てくる中で、何を学べば将来役に立つのか判断が難しい
・生成AIを使えば誰でも同じことができるようになるので、技術スキルで差別化できるのか不安
・生成AIがコードを書いてくれるのに、なぜプログラミングを学ぶ必要があるのかわからない
それでは詳しく説明します。
AIに仕事を奪われる時代がもう始まっている
まず、生成AIがどこまで進化しているかお話しします。
下記のようなニュースが出ていました。
「“新卒いらず”が現実に──AI時代、Z世代はどうキャリアを築くか」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ccd9440abc88eb401f4a89eda17077954914375
米国AI失業、日本も新卒AI氷河期になるのか?
https://agora-web.jp/archives/250612223322.html
これらのニュースの背景は、生成AIの猛烈な進化によるところが大きいです。
今や生成AIは、単なる「質問に答えるAI」から大きく変わりました。
AIエージェントという技術が登場したからです。
AIエージェントとは、簡単にいうと、目的に合わせて自分で考えて、自分で行動するAIです。
従来の生成AIは、人間が質問をするたびに答えを返すという「対話型」でした。
しかし、AIエージェントは違います。
一度目的を伝えれば、その目的を達成するために必要な作業を自分で考えて実行してくれます。
例えば、従来の生成AIに「新規事業の案を考えて」と頼んだ場合、「どんな業界ですか?」「予算はいくらですか?」と、たくさんの質問が返ってきます。
一方、AIエージェントなら、会社情報などを渡した上で「新規事業の案を考えて」と伝えるだけで、自社の情報をネットで検索をして、強みを分析をして、具体的な事業プランを考えて、プレゼン資料まで作成してくれます。
つまり、AIエージェントに仕事の目的を伝えて、仕事をやってもらう時代が本当に来ているんです。
AIエージェントについての詳しい説明は、こちらの動画をご覧ください。
AIエージェントはプログラミングを多用する
AIエージェントは、実際の作業を行う際にプログラミングを多用します。
特に、Pythonという言語を使います。
Pythonやプログラミングでできることを知っていれば、AIエージェントに具体的で的確な依頼ができます。
一方で、Pythonやプログラミングでできることを知らなければ、曖昧な指示しか出せません。
生成AIやプログラミングで何ができるのか知っている人と知らない人とでは、成果物に違いがあります。
人も同じですよね。
具体的な指示をされた場合と、曖昧な指示された場合とでは、できあがるものの質に違いがありますよね。
さらに、生成AIやプログラミングでできることを知っていれば、「これもAIエージェントにやってもらえるだろう」と依頼できる幅が格段に広がります。
一方で、これらを知らなければ、何を指示をしたらいいか、それすらわからないということもありえるでしょう。
右手に生成AI、左手にプログラミングの時代
以上のように、生成AIだけを使える人は、生成AIの能力をフルに活かしきれません。
一方で、生成AIに加えて、プログラミングを理解している人は、AIエージェントができることを知っているため、能力を活かし切ることができます。
Pythonでは、Excel作業の自動化、ファイル・フォルダの操作、マウスやキーボードの操作、ウェブスクレピング、データ分析など色々なことができます。
つまり、プログラミングでできることを知った上で、AIエージェントを使えれば、デスクワークの大部分を生成AIが自動でやってくれます。
最近こんなニュースもあります。
IBM、AIエージェントから「エージェント型AI」へのシフト促す 生産性13倍の社内事例で自信見せる
https://enterprisezine.jp/news/detail/21997
人事業務の生産性が13倍にまで向上した、というニュースです。
私の会社でもAIエージェントを多用していますが、この感覚は合っています。
このニュースにあるように、AIエージェントを使って圧倒的に生産性をあげるには、生成AIだけではなく、プログラミングを学ぶ必要があると考えています。
生成AIがプログラミングをしてくれる時代だからこそ、プログラミングを学ぶ意味があると考えています。
そして、このプログラミングの知識が、他の人との差別化要因になります。
右手に生成AI、左手にプログラミング。
この両方を持つ人が、生産性の高い仕事をして、成果をだしていく時代になると思います。
これが、私が「右手に生成AI、左手にプログラミングの時代」だと考える理由です。
プログラマーレベルまでの習得は不要
では、どのぐらいプログラミングを学習すればいいのか?
エンジニアを目指す方であれば、しっかりと学習する必要があります。
エンジニアになるための必要なプログラミングの学習時間は、500時間以上だと考えています。
しかし、営業職、経理職、人事職、マーケターなどの非エンジニアであれば、
エンジニアレベルになるまで学習する必要はないです。
非エンジニアの方が、生成AIやAIエージェントを使いこなすのに必要なプログラミングの学習時間は、100時間と考えています。
その半分の50時間だけでも、景色が変わってくるはずです。
まとめ
もし、あなたがまだプログラミングを学んでいないなら、今こそ始める絶好のタイミングです。
特にPythonは、生成AIとの相性が抜群です。
ぜひ、この機会にプログラミングの世界に一歩踏み出してみてください。
きっと、あなたの仕事や生活を大きく変える力になるはずです。
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最後までご視聴いただきありがとうございます。
それではまた次の動画でお会いしましょう。