NEW【Python超入門講座】04.プログラミングをする準備をしよう!|環境構築不要のGoogleColaboratoryの使い方【プログラミング初心者向け】

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こんにちは。キノコードです。
このレッスンでは、プログラムを書いたり、実行できる環境について説明をします。

この記事の執筆・監修

キノコード
キノコード    

テクノロジーアンドデザインカンパニー株式会社のCEO。
日本最大級のプログラミング教育のYouTubeチャンネル「キノコード」や、プログラミング学習サービス「キノクエスト」を運営。
著書「あなたの仕事が一瞬で片付くPythonによる自動化仕事術」や、雑誌「日経ソフトウエア」や「シェルスクリプトマガジン」への寄稿など実績多数。

Google Colaboratoryとは?

Python超入門では、プログラミング学習をGoogle Colaboratory(グーグルコラボラトリー)というサービスで進めていきます。

まず、Google Colaboratoryとは何かを簡単に説明します。
Google Colaboratoryは、ブラウザ上でPythonのプログラムを実行できるサービスです。
世界的なテクノロジー企業のGoogleが提供しています。
Google Colaboratoryは、Google Colabとも呼ばれています。

なぜGoogle Colabを使うか?

Python超入門のプログラミング学習で、Google Colabを使う理由は3つあります。

1つめは、環境構築の手間を省くためです。
プログラムを書いたり、実行できる環境のことを「プログラミング開発環境」といいます。
プログラミングをこれから始める方の最初の挫折ポイントは、プログラミング開発環境の準備です。
しかし、Google Colabなら、他のGoogleサービスと同じように、URLにアクセスするだけで使えます。
つまり、Google Colabを使えば、すぐにPythonでのプログラミングを始められます。

2つめは、どんなパソコンでも始められることです。
Google Colabは、クラウドのサービスです。
つまり、ブラウザで操作をして実際に処理や計算をするのは、あなたのパソコンではなく、Googleのクラウドコンピュータです。
そのため、あなたのパソコンの性能は関係ありません。
さらに、Google Colabのクラウドコンピュータの性能は高いので、重い処理であっても対応できます。
学習目的で使えるだけでなく、実務レベルでも使えるスペックです。

3つめは、場所を選ばないことです。
クラウドサービスなので、自分の他の端末からもアクセスできます。
家のパソコンで作ったファイルを、違うパソコンやスマートフォンから続きを編集することも可能です。
また、作ったファイルを他の人と共有するのも簡単です。
Google Colabなら「共有」ボタンをクリックするだけです。
GoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントと同じような感覚で、簡単に他の人と共有できます。

Google Colabの始め方

ここからは実際にGoogle Colabを使ってみましょう。
Googleアカウントが必要です。まだの方は作成をしてください。
Google Colabはブラウザで使います。
ブラウザからURLへアクセスしましょう。
https://colab.research.google.com/
そうすると、このような画面がでてきます。

左下のノートブックを新規作成をクリックしましょう。
これだけです。
たったこれだけでPythonを使う準備ができました。

Google Colabは、JupyterNotebookをベースにした開発環境です。

JupyterNotebookとは、Pythonなどのプログラムを対話型で実行できる環境です。
プログラムを書いて実行ボタンを押すと、対話をするようにすぐに結果が表示され、プログラムの動作を簡単に確認できます。
ここにコードを書きます。この部分をセルと呼びプログラムはこのセルごとに実行されます。

Google Colabは、GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートなどと同じく、Googleドライブに自動で保存してくれる仕組みになっています。
ファイル名を変更したい場合も画面左上の名称を直接変更するだけで完了します。
test01に変更してみましょう。
これでファイル名が変更できました。
ipynbは、JupyterNotebookのファイル形式を表す拡張子です。
では、このファイルが保存される場所を確認しましょう。
Googleドライブを開きます。
すると、マイドライブに、「Colab Notebooks」というフォルダがてきています。
開いてみましょう。
ここに、先ほど使用したファイルが保存されています。
このファイルをダブルクリックすると、Googleコラボでファイルが開きます。

Google Colabの使い方

先ほどは、Googleコラボにアクセスをしてからファイルを新規作成しました。
Googleドライブからも作成ができます。
まず、Googleドライブの画面を開きます。
画面左上に、「新規」というボタンがあるのでクリックします。
プルダウンに表示がなければ、「その他」から「Google Coraboratory」の順に選択をします。
すると、Googleコラボの画面が開きます。
もしここで「Google Colaboratry」が表示されない場合は、「アプリを追加」から追加をしましょう。
画面上部のテキストボックスにcolabと入力するとサジェストにColaboratoryが出てくるのでクリックします。
Coraboratoryのアプリが表示されるのでクリック。
インストールボタンをクリックし、少しだけ待ちます。
インストールが完了するとインストール完了のダイアログが表示されるので、OKをクリックしましょう。
これで、「新規」ボタンからGoogleコラボのファイルを作成できるようになります。

以上がGoogle Colabを使ったプログラミングの準備でした。
環境構築がお済みでない方はGoogle Colabから始めることをおすすめします。

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まとめ

この動画で学んだことをまとめます。

  • Google Colabを使えば、環境構築不要で、すぐにどこでもPythonプログラミングを始められます
  • Google Colabは、クラウドサービスなので高性能なGoogleのコンピュータを無料で使え、ファイル共有も簡単です
  • GoogleドライブやURLアクセスの両方からGoogle Colabを利用でき、自動保存機能で安心してコーディングできます

次のレッスンからは、実際にコードを書いてプログラミングをはじめていきます。
それでは次の動画でお会いしましょう。

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