はじめに
こんにちは。キノコードです。
「【5分レッスン】Python超入門コース#08 リスト」について説明します。
配列とは?
リストとは、複数のデータを格納することができるデータ型です。
変数のレッスンで、変数は「箱」と説明しました。
例えるなら、変数は1つのデータしかいられない「箱」なのに対して、リストは複数のデータを入れることができる「ロッカー」です。
リストの1つ1つの箱のことを要素といいます。
リストのそれぞれの要素には、場所の情報が割り当てられています。
データが住んでいる住所のようなものです。
この住所には、インデックスという番号が割り当てられています。
一番左のインデックスは0から始まります。1から始まるわけではないので注意です。
そのため、1番最初のインデックスは「0」、2番目のインデックスは「1」、3番目は「2」、4番目は「3」といったように、インデックスはリストが格納されている「順番 - 1」となっています。
リストの作り方
それでは、リストの作り方をみていきましょう。
書き方のきまりは次のとおりです。
変数 = [データ1,データ2,データ3,…]
リストは、角括弧を使って定義をします。
それぞれの要素は、カンマで区切ります。
これだけではわかりにくいと思うので、ソースコードを見ていきましょう。
a = ["sato","suzuki","takahashi"]
print(a)
このコードは、aという変数に、’sato’,'suzuki','takahashi'という3つのデータが入ったリストを作るものです。
コードの意味を説明していきます。
最初にリストを代入する変数名を記述します。
イコールを書いて、角括弧を記述します。
これで要素のないリストができました。
次にリストに要素を入れていきます。
それぞれの要素をカンマで区切るのことを忘れないようにしましょう。
これでリストが作成できました。
リストの要素の参照方法
作ったリストの要素にアクセスしてみましょう。
要素にアクセスするにはインデックスを使います。
a = ["sato","suzuki","takahashi"]
print(a)
順に説明します。
データ型のStringを書いて各括弧。そのあとに配列変数名のarr。イコールを書いて配列に代入したいデータを記述します。
表示させてみましょう。
実行結果:
['sato', 'suzuki', 'takahashi']
次に、配列のデータの変更をしてみましょう。
a = ["sato","suzuki","takahashi"]
print(a[0])
print(a[1])
print(a[2])
変数の後に角括弧を付けます。
角括弧の中にインデックスを指定することで、対応したリストの要素にアクセスできます。
実行してみましょう。
実行結果:
sato
suzuki
takahashi
sato、suzuki、takahashiがそれぞれ表示されました。
リストの要素の変更方法
a = ["sato","suzuki","takahashi"]
a[1] = "tanaka"
print(a[0])
print(a[1])
print(a[2])
要素を変更してみましょう。
要素を指定して代入をします。
リストの2番目の鈴木さんを田中さんにしてみます。
2番めなので角括弧に書くインデックスは1です。
変更されているか確認してみましょう。
実行結果:
sato
tanaka
takahashi
多次元リスト
a = [["sato","suzuki"],["takahashi", "tanaka"]]
print(a[0][0])
print(a[0][1])
print(a[1][0])
print(a[1][1])
リストの中にリストを入れることもできます。
リストの中にリストを入れる場合は、角括弧の中に角括弧を書き、そこに代入するデータを記述します。
要素へのアクセスについては、角括弧を2回使用すれば良いです。
satoさんは、1つのリストの、1番目です。なので、0の0です。
suzukiさんは、1つのリストの、2番目です。なので、0の1です。
tanakaさんは、2つのリストの、1番目です。なので、1の0です。
takahashiさんは、2つのリストの、2番目です。なので、1の1です。
表示してみましょう。
実行結果:
sato
suzuki
takahashi
tanaka
satoさん、suzukiさん、takahashiさん、tanakaさんが表示されました。