【DX超入門講座】03.DXとは?DXの意味や定義をわかりやすく解説

DX超入門講座

DXとはなんでしょうか?
DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略です。
では、デジタルにトランスフォーメーションってどういう意味だと思いますか?

DXについて、まず、経済産業省の定義で説明します。
政府が考えるDXの正確な定義を見聞きしたことがない方は、ぜひ一度聞いてみてください。

「DXとは、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、
データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」とあります。
経済産業省の定義は、文節1つ1つに意味があります。
でもわかりにくいですよね。
この定義の詳しい説明ついては、別の動画でじっくり説明をします。
この動画では、DXの定義を、できるたけ簡単に、わかりやすく解説していきたいと思います。

DXの定義を、私は大胆に言い切ります。
「DXとは、テクノロジーを使って、より多くの利益をあげること」です。
わかりやすくなったと思いませんか?

この利益をあげることというのがポイントです。
そのわけを説明しますね。

どの企業であっても、企業である以上、普遍的な目標。
それが利益を最大化することです。
利益があるから、従業員の皆さんに給料を払えます。
パソコンなどの備品も買えます。
利益を元手に、より良いサービスを作っていくことができます。
利益の追求、これは商売の基本です。

では、この利益はどうやって出すのか?
利益は、売上ひくコストでできています。
つまり、利益をあげるためには、売上を増やすのか、コストを下げるのかの2つです。
そして、コストは、固定費と変動費で出ているもの。
固定費は、人件費やオフィスの賃料など、毎月固定でかかる費用のことです。
変動費は、通信費や原材料費など、使う量で変わる費用のことです。

DXの定義をもう1度お伝えします。
DXとは、「テクノロジーを使って、より多くの利益をあげること」です。
経済産業省の定義では、DXは「競争上の優位性を確立する」ためでした。
よく考えると、「利益を最大化する」ために「競争上の優位性を確立する」と言っていいです。
また、「競争上の優位性を確立する」結果として「利益を最大化でき」ます。
したがって、DXの定義をギュッとして「テクノロジーを使って、より多くの利益をあげること」と説明致しました。

では、テクノロジーとは何か?
テクノロジーとは、ここでは2つをあげます。
1つめはデジタル技術です。
デジタル技術とは、AI、アプリケーション、コンピュータやスマホ、クラウド技術などのことです。
2つめは、データです。
デジタル技術に使用されるデータのことです。
デジタル技術はデータがなければ意味がありません。
データが資源たる所以です。

改めていうと、データやデジタル技術などのテクノロジーを使って、売り上げをあげたり、コストを削減することがDXです。
今まで人手を必要としていた部分を、テクノロジーで置き換えて、コストを削減をする。
テクノロジーを使って便利なサービスを作って、売上をあげる。
これが、DXの簡単な説明です。

DXは、なぜXなのか説明もしたいと思います。
このXが重要です。
DXは、Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略です。
このDigital TransformationのTransを略して「X」とすることで表現されているようです。
例えば、「Christmas」を「Xmas」と略すのと同じ考え方です。
そのため、「Digital Transformation」は「DX」と略されるようになりました。

このトランスフォーメーションは、変革という意味です。
変革と聞いてもイメージがしにくいですよね。

虫で例えてみます。
虫は、幼虫から蛹になり、蛹から成虫になります。
蝶をみて、もともとは幼虫だった。
これをイメージできる人は少ないかもしれません。
最初の姿と全く違うものになること。
これがトランスフォーメーションです。

他にも、トランスフォーマーというアニメや映画がありますよね。
あれは、車がロボットに変化するものです。
車がロボットに変わるぐらいの劇的な変化をトランスフォーメーションといいます。

企業においても、トランスフォーメーションレベルの変革を起こしてこそ、DXです。

また、DXの場合における、変革の対義語はなんだと思いますか?
それは、改善です。
売上あげる意味での改善と変革があります。
コスト削減についても改善と変革があります。
例えば、売上アップの改善は「営業ノウハウを社内でシェア」「販促キャンペーンの変更」があげられます。
一方、売上アップの変革は、「テクノロジーを使った新商品の開発」「AIやVRなどを使った一人一人あった顧客体験を提供」があげられます。

コスト削減の改善は、「事務作業のマニュアル化」「人員削減」があげられます。
コスト削減の変革は、「RPAやAIを活用した業務プロセスの自動化・無人化」「生成AIと合成音声を利用をした顧客対応の無人化」があげられます。

冒頭で、「DXとは、テクノロジーを使って、より多くの利益をあげること」と説明しました。
その定義から単語を1つだけ加えて、
DXとは「テクノロジーを使って変革を起こし、より多くの利益をあげること」と説明をいたします。

まとめ

この動画のまとめです。
この動画では、DXについて解説をしました。
DXとは、「テクノロジーを使って、より多くの利益をあげること」です。
ここから変革という言葉を1つ加えて、「テクノロジーを使って変革を起こし、より多くの利益をあげること」と覚えておきましょう。
もう1つ覚えて欲しいのは、変革の対義語としての改善です。
IT化とDX化の違いはわかりますか?
IT化とDX化の違いを理解するヒントが、変革と改善です。
次の動画(DX超入門04)で詳しく説明をしますね。

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