【Claude Code MCP超入門】おすすめMCP11選|MCPとは?作り方や仕組み・使い方を15分でわかりやすく解説

生成AIAIエージェント

こんにちは。
キノコードです。
仕事をしていると、よくある場面。
思い出してください。
メールアプリで、メールの確認。
Slackで、社内メッセージの確認。
カレンダーで、今日の予定を確認。
Notionでタスク管理。
ツールをあっちいったりこっちいったり。
「AIがまとめてやってくれたらいいのに。」
それ、もうできます。
こういったツールとの連携を実現するのが、MCPという仕組みです。
この動画では、MCPとは何か、設定方法や使い方について解説します。
この動画を見れば、明日からあなたの作業の効率化が進むはずです。

この記事の執筆・監修

キノコード
キノコード    

テクノロジーアンドデザインカンパニー株式会社のCEO。
日本最大級のプログラミング教育のYouTubeチャンネル「キノコード」や、プログラミング学習サービス「キノクエスト」を運営。
著書「あなたの仕事が一瞬で片付くPythonによる自動化仕事術」や、雑誌「日経ソフトウエア」や「シェルスクリプトマガジン」への寄稿など実績多数。

MCPとは何か?

MCPとだけ聞くと、難しそうに聞こえますよね。
MCPのイメージを説明します。

オフィスをイメージしてください。
あなたの隣に、優秀な同僚(Claude Code)が座っています。
この同僚がClaude Codeです。
このClaude Codeという同僚は、頼まれた仕事ならテキパキこなしてくれます。
しかし、他の部署に任せた方がいい仕事もあります。
例えば、経理のことなら経理部に任せた方がスムーズです。
MCPは、この同僚に「電話」を渡すようなものです。
電話があれば、他部署にいつでも連絡が取れるようになります。

では、他部署とは何か?
SlackやGoogleカレンダー、GitHubといったサービスです。
MCPがあれば、Claude Codeが、今あなたが利用しているサービスと直接つながるようになります。
つまり、ClaudeCodeから、Slackのメッセージを取得したり、Googleカレンダーから予定を取得できたりします。

MCPとは「Model Context Protocol(モデルコンテキストプロトコル)」の略です。
プロトコルとは、コンピューター同士が情報をやり取りするときの決まりごとのことです。
MCPは、Claude Codeと外部サービスをつなぐための仕組みだと思ってください。

おすすめのMCP

MCPがあると、どんなことができるのでしょうか?
ここでは、おすすめのMCPを3つ紹介します。
動画の後半で全部で11種類のMCPを紹介します。ぜひ参考になさってみてください。

デモ1: Googleカレンダー

1つ目は、Googleカレンダーです。
ここに、あらかじめ用意した今週のタスクのリストがあります。
「Googleカレンダーで私の今週の予定を確認して、タスクの予定を入れて」と伝えます。
すると、タスクの内容を確認して、カレンダーに登録してくれました。
うっかり予定を入れ忘れて、ということもなくなりますね。

デモ2: Gmail

2つ目は、Gmailです。
私の過去のやりとりを元に、返信文を作ってもらいます。
「過去のメールを参考に、未返信のメッセージに返信文を作って」と伝えます。
すると、メールの返信文を下書き保存してくれました。
あなたは、内容を確認して送信するだけです。
ここで、取得した過去のメールをmdファイルとしてまとめておくのがおすすめです。次回以降、よりあなたらしい返信文を作れるようになります。

デモ3: Canva

3つめは、Canvaです。
Canvaは、デザイナーでなくても手軽にデザイン作成ができるツールです。
ClaudeCodeのスキルについて説明した動画の台本があります。
この台本を渡して、「ブログ用のアイキャッチを作って」と伝えます。
すると、ClaudeCodeからの質問に答えるだけで、アイキャッチを作成することができました。

MCPの設定方法

MCPの便利さがわかったところで、設定方法を見ていきましょう。

Claude Codeには、CLI版、VS Code版、デスクトップアプリ版、ブラウザ版の4つの使い方があります。
ファイル操作やデータ分析など幅広い仕事を任せたい場合は、VS Code版がおすすめです。
AIが作成したファイルをその場で確認・編集できます。
また、左側にフォルダ構成が見えるので、作業の流れが把握しやすいです。
この動画では、VS Code版を使って説明します。
インストール方法や使い方については、こちらの動画で説明しています。参考にご覧ください。

MCPの設定には、主に2つの方法があります。

方法1: Claudeの設定画面から設定する(おすすめ)

最も簡単な方法は、Claudeの設定画面から設定する方法です。

手順を説明します。
まず、claude.aiにアクセスします。
左のメニューから「カスタマイズ」をクリックします。
「コネクタ」(接続機能)を選択します。
すると、すぐに使えるサービスのリストが表示されます。

例えば、Googleカレンダーを連携してみましょう。
Googleカレンダーの横にある「接続」ボタンをクリックします。
連携するGoogleアカウントを選択し、認証(本人確認)を完了します。
これで接続できました。

VS Codeを再起動して設定を反映させましょう。
VS Codeの表示、コマンドパレットを選択します。
「reload」と入力して、「Webビューの再読み込み」を選択します。
再起動したら、早速、Googleカレンダーの情報を取得してみましょう。
「今日の予定を教えて」と聞いてみます。
カレンダーの情報を取得して回答してくれました。

この方法のポイントは、Claudeのアカウントに設定が保存されることです。
そのため、先ほど紹介した4つの使い方──CLI版・VS Code版・デスクトップアプリ版・ブラウザ版、どれを使っても同じ連携がそのまま使えます。

方法2: 設定ファイルで設定する

もう1つの方法は、設定ファイルに直接書く方法です。
世界中の開発者が、様々なサービス向けのMCPサーバーを公開しています。
コネクタに用意されていないサービスでも、このファイルに設定情報を書くことで連携できます。

「設定ファイルを書く」と聞くと難しそうに感じるかもしれません。しかし、心配いりません。
Claude Codeに「このサービスのMCPサーバーを設定して」と伝えれば、設定ファイルの作成を手伝ってくれます。

試しに、Notionと連携してみましょう。
Notionはコネクタにも用意されていて、実際に使う場合は方法1の方がずっと簡単です。
ここは、あくまで設定ファイル方式の説明用として、Notionを例にやってみます。

Notion側で準備が必要です。
ここでは、Notion側の準備ができた状態からスタートします。

準備ができたら、Claude Codeに「NotionのMCPサーバーを設定して」と伝えます。
APIトークンは、自分で貼り付けるようにしました。
基本的には、APIトークンやAPIキーは生成AIに渡さないようにしましょう。
生成AIに入力してはいけない内容については、こちらの動画で説明しています。
概要欄にリンクを書きますので、ご覧ください。
少し待つと、Claude Codeが設定ファイルを自動で作成してくれました。
最後に、APIトークンを指示通りに貼り付けます。
そして、VS Codeを再起動すれば、Notionと連携できるようになります。
「Notionの今週のタスクをまとめて」と聞くだけで、Claude Codeがタスクを取得して整理してくれます。

参考までに、設定ファイルの中身を見てみましょう。
ファイル名は「ドットmcpドットjson」で、JSONというファイル形式で書かれています。
設定ファイルやシステム同士のやり取りで広く使われています。

{
  "mcpServers": {
    "サーバー名": {
      "command": "実行コマンド",
      "args": ["引数"]
    }
  }
}

このように、サーバーの名前や、起動するためのコマンドが書かれています。
書き方を覚える必要はありません。Claude Codeに任せて大丈夫です。

使いたいサービスがあれば、まずClaude Codeに「このサービスと連携したい」と相談してみてください。
設定できるかどうか、何が必要かを教えてくれます。

MCPの仕組み

MCPの設定方法がわかったところで、仕組みを見てみましょう。

先ほどの電話をイメージしてみましょう。
同僚であるClaude Codeが電話をかけると、窓口につながります。
この窓口が、MCPサーバーです。
窓口では、合言葉のようなものを求められることがあります。
この合言葉のことを、APIトークンやAPIキーと呼びます。
正しい相手からの連携だと確認するために必要な情報です。
合言葉が正しければ、Claude Codeからのリクエストを、サービスに取り次ぎます。
そして、サービスからの結果をClaude Codeに返します。

なんとなく、イメージできましたか?
この電話のルールのことをMCPと呼びます。
MCPというルールに沿って、サービスごとにMCPサーバーが用意されています。
Slack用のMCPサーバー、Googleカレンダー用のMCPサーバー、GitHub用のMCPサーバー、といった具合です。
そして、APIトークンやAPIキーの合言葉で、あなたしかアクセスできないようにします。

このように、MCPというルールがあるので、Claude Codeが簡単に様々なサービスとつながることができる、ということです。

メリットとデメリット

ここまでMCPの仕組みと設定方法を見てきました。
ここからは、MCPを使うメリットとデメリットを整理します。

メリット

MCPを使う最大のメリットは、 今まで手作業でやっていた業務が、1つの指示で終わることです。

これまでは、「Slackで情報を確認 → コピー → ファイルに貼り付け → 整理」のように、いくつもの手順を手動で進めていたかもしれません。
MCPがあれば、「先週のSlackの課題をまとめて」と一言伝えるだけで完了します。

これまでツールを行き来して数分かかっていた作業が、一発で終わるようになります。

デメリット

一方で、注意点もあります。

セキュリティへの配慮が必要なことです。
MCPで外部サービスと連携すると、AIがそのサービスの情報にアクセスできるようになります。
どのサービスを連携するかは、慎重に選びましょう。
業務で使うサービスだけを連携し、不要な連携は外しておくことをおすすめします。

SkillsとMCPの違い

MCPのメリット・デメリットがわかったところで、よく似た機能であるSkillsとの違いを整理しておきましょう。

比較 Skills MCP
比喩で例えると 業務マニュアル 他部署への直通電話
役割 AIに作業手順を教える AIの活動範囲を広げる
何が変わるか 作業の「やり方」が変わる 作業の「範囲」が変わる
議事録のフォーマットを教える Slackの情報を取得できるようにする

Skillsは、AIに「どうやるか」を教えるものです。
例えば、議事録をどんな形式で書くかを教えれば、毎回同じフォーマットで作ってくれます。

MCPは、AIが「どこまでできるか」を広げるものです。
Slackの情報を取得できるようにする、カレンダーを操作できるようにする、といった形で、AIの活動範囲そのものを拡張します。

スキルでできる業務を増やし、MCPでできる範囲を広げる。
そうすると、AIに任せることができる業務が格段に増え、自動化や効率化が進みます。

おすすめMCP11選

最後に、おすすめのMCP11選を紹介します。
いつも使っているサービスとClaude Codeがつながることで、できるようになることのイメージをもっていただけたら幸いです。

連携先 カテゴリ できること
Googleカレンダー 予定 予定の確認・作成・変更
Gmail メール メールの検索・下書き作成・送信
Canva デザイン バナー・スライド・SNS画像の作成
Outlook メール・予定 メールの検索・下書き、予定の確認
Slack コミュニケーション メッセージの送受信、チャンネルの検索
Microsoft Teams コミュニケーション チャットの確認・送信、会議情報の取得
Google Drive ファイル ファイル・ドキュメントの検索・取得
Notion ドキュメント・タスク ページの検索・作成、タスクの取得
GitHub 開発 Issue作成、プルリクエスト作成、コードレビュー
Figma デザイン デザインの取得・確認
Salesforce CRM・営業 顧客情報・商談状況の取得、活動記録の登録

1つ目は、Googleカレンダー、2つ目はGmail、3つ目はCanvaです。
これら3つについては、先ほど紹介した通りです。

4つ目は、Outlookです。
クライアントからのメール内容を整理して、ネクストアクションをOutlookのタスク一覧に追加することができます。

5つ目は、Slackです。
過去1週間のチャットから、自分宛のメンションや重要なやりとりだけを抽出して、対応漏れを防ぐことができます。

6つ目は、Microsoft Teamsです。
Teams会議の文字起こしから議事録を自動で作成し、決定事項とToDoだけを取り出すことができます。

7つ目は、Google Driveです。
過去の提案書から、新しい案件に似たものを探すことができます。

8つ目は、Notionです。
Notionのタスクを取得して、今日やるべきものを優先度順にリスト化することができます。

9つ目は、GitHubです。
自分宛のレビュー依頼が来ているプルリクエストを一覧にすることができます。

10個目は、Figmaです。
デザインデータからテキストデータだけを抽出したり、HTMLと変換したりできます。

最後に11個目、Salesforceです。
今週商談予定の顧客に対して、過去の購買履歴をまとめて整理することができます。

これはほんの一部です。
いつもの業務の効率化や自動化のアイディアにご活用ください。

まとめ

この動画で学んだことを振り返りましょう。

MCPとは、AIと外部サービスをつなぐ「電話のルール」のことです。
そして、その電話をかけた先にある窓口が、MCPサーバー。
MCPサーバーは、Slack用、Googleカレンダー用、GitHub用と、サービスごとに用意されています。

設定方法は2つありました。
1つは、Claudeの設定画面から連携する方法。
もう1つは、設定ファイルに書く方法です。

MCPを使う最大のメリットは、複数サービスを横断した作業が、1つの指示で完了することです。

まずは、Claudeの設定画面から1つのサービスを連携してみてください。
SlackやGoogleカレンダーなど、毎日使っているサービスから始めるのがおすすめです。
「今日の予定を教えて」と聞くだけで、MCPの便利さを実感できます。

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