こんにちは。
キノコードです。
Claude Code、賢いですよね。
これだけ賢くなっているので、こんなことを考えたことはありませんか?
「社員なしで会社を運営できるのでは?」
「一人で部署を回せるのでは?」
この動画では、人間1人とAIチームで会社を回す方法をお見せします。
社員はすべてAI。
人間がやるのは、最終判断だけです。
人間は社長1人だけ。
マーケティング・システム開発・経理などの仕事は、AIチームが代わりにやってくれます。
社長はAIに一言「今日の仕事を進めて」と伝えるだけです。
しかも、コードは一切いりません。
フォルダを作って、テキストを書くだけです。
会社を作る予定のない方も、会社を「部署」に置き換えれば、今の仕事にそのまま応用できます。
AIチームの全体像
この動画では、ある一人会社を例にして解説を進めます。
あなたは営業職として5年間働いてきました。
Claude Codeを使い始めてから、自分の仕事をどんどん自動化できるようになりました。
そこで「生成AIによる営業自動化コンサルティング」というサービスを商品にしました。
クライアントの営業メール・提案書作成・顧客分析などを、Claude Codeなどの生成AIで自動化する仕組みを一緒に作るサービスです。
社内の5つの部署は、この商品を作ったり売ったりするためのAIチームです。
社長はあなた1人。
社員はAIだけ。
部署は5つあります。
5つの部署の役割
5つの部署を紹介します。
会計・財務部
お金まわりをすべて担当する部署です。
毎日の入出金の記録から、Claude CodeのAPIコストやサーバー費用の集計、月末着地見込みの算出、クライアントへの請求書送付まで、一括で管理します。
財務と経理を1つにまとめた「お金の専門部署」です。
マーケ部
売上を上げるためのすべてのマーケティング活動を担当します。
LPのアクセス解析、ABテスト案の作成、SNS投稿、問い合わせの対応まで行います。
売上に責任を持つ部署として、他の部署への指示を出す役割でもあります。
エンジニア部
自社LP(販売ページ)の開発・デプロイと、セキュリティログの監視を担当します。
マーケ部から来た改善案を実装して、サーバーに本番デプロイするのがメインの役割です。
品質管理部
各部署が作った成果物を社長に届ける前にチェックする部署です。
品質基準を満たすまで実行部署に何度でも差し戻します。
合格した成果物だけがPM部に上がります。
PM部
社長の指示を各部署に振り分け、品質管理部が承認した成果物を集約して社長に届ける部署です。
実行部署と品質管理部がぶつかり、社長の判断が必要な案件のエスカレーションも担います。
5つの仕組み
この5つの部署を作るのに必要なのは、5つの仕組みです。
1つ目は、フォルダ構造です。
2つ目は、CLAUDE.mdです。
3つ目はMCPです。
4つ目はSkillsです。
5つ目は、AI同士が会話する仕組みです。
それぞれを順番に解説します。
仕組み① フォルダ構造 = 1つの会社フォルダ
フォルダ構造から説明します。
例えるなら、フォルダは「会社」そのものです。
`my-company` というフォルダを作って、その中に「会社の方針書」と「業務マニュアル」を置いていきます。
実際に作ってみましょう。
ターミナルでフォルダを作成します。
`mkdir my-company`
これで会社のフォルダができあがりました。
ただし、この時点では、まだ会社という箱があるだけの状態です。
それぞれの部署が、何をする部署なのかは、Claude Codeにはまだ伝わっていません。
仕組み② CLAUDE.md = 部署の方針書
次に2つ目、CLAUDE.mdを説明します。
CLAUDE.mdを簡単に説明すると、Claude Codeがフォルダに入ると自動で読み込む指示書のことです。
例えるなら、CLAUDE.mdは「会社の方針書」です。
入社したばかりの社員が、まず会社全体のルールを読んでから仕事を始めますよね。
それと同じで、Claude Codeもフォルダに入ったら、CLAUDE.mdを最初に読んでから仕事を始めます。
CLAUDE.mdの一番のメリットは、毎回説明しなくても済むことです。
CLAUDE.mdには、5部署それぞれの役割と業務ルールをまとめて書きます。
このCLAUDE.mdを読んだClaude Codeは、会社の構造を理解した状態になります。
社長が「あなたはPM部です。LP改善を始めてください」と言えば、PM部として動き始めます。
仕組み③ MCP = 外部サービスとの接続
3つ目は、外部サービス接続ツール(MCP)です。
MCPとは、Claude Codeと外部サービスをつなぐ仕組みです。
MCPがあると、AIが直接、アクセス解析・問い合わせデータ・入金データを読み込めます。
それにより、全部署がリアルタイムのデータで判断できるようになります。
今回の会社では、主に3つのMCPを使います。
1つ目は、CloudflareのMCPです。エンジニア部がデプロイに使います。
2つ目は、GA4のMCPです。マーケ部がLPのアクセスデータを取得します。
3つ目は、Google DriveのMCPです。マーケ部がお問い合わせデータを読み込みます。
仕組み④ Skills = 業務の定型手順書
4つ目はSkillsです。
Skillsを簡単に説明します。
特定の業務手順をファイルに書いておくと、スラッシュコマンド1つで自動実行してくれる仕組みです。
例えるなら、Skillsは「業務のマニュアル書」です。
「この業務はいつもこの順番でやる」という手順をファイルに書いておくと、コマンド1つでその通りに動いてくれます。
代表例として、マーケ部の `/lp-improve` スキルを見てみましょう。
このスキルは、GA4 MCPでアクセスデータを取得し、課題を分析して改善施策まで自動で立案するスキルです。
`/lp-improve` と入力するだけで、アクセス解析から改善施策の作成・提出まで一気に動きます。
仕組み⑤ AI同士の会話を実現する2つの方式
5つ目の仕組みは、AI同士が会話する仕組みです。
1つ目は、手動方式です。
複数のClaude Codeセッションを並べて、人間がコピペで運ぶ方式です。
連携の仕掛けが一番わかりやすいので、最初の理解にぴったりです。
2つ目は、サブエージェント方式です。
Claude Codeに標準搭載されているサブエージェント機能を使う方式です。
PM部(メインClaude)が各部署をサブエージェントとして順番に呼び出し、結果を受け取りながら業務を進めます。
社長は1回入力するだけで全業務が完結します。
学習段階では手動方式から始めて、業務に組み込むときにサブエージェント方式に移行する、という段階移行が現実的です。
ハーネスエンジニアリングとは
最後に、なぜ部署を5つに分けたのか、その理由をお話しします。
キーワードは「ハーネスエンジニアリング」です。
ハーネスエンジニアリングは、生成AIが出す成果物の品質を高めるための環境設計のことです。
Claude Codeを作っているアンソロピック社の論文でも紹介されている考え方です。
プロンプトの書き方を工夫するのではなく、AIの仕組み側を整えることで、出力品質を底上げします。
その中で、特に重要な原則の1つが「3役分業」です。
1つのAIにすべての仕事を任せるのではなく、3つの役割に分けてAIに担当させる、という考え方です。
3つの役割は次のとおりです。
- プランナー(PM部):何をするか計画する役
- 実行者(会計・財務部・マーケ部・エンジニア部):計画に沿って成果物を作る役
- 評価者(品質管理部):出来上がった成果物を厳しくチェックする役
役割を分けることで、3つのメリットが生まれます。
1つ目は、精度が上がることです。
AIは自分の出した成果物を甘く評価する傾向があります。
だから、別のAIが評価する仕組みを入れます。
品質管理部が評価者として、他部署の成果物を厳しくチェックします。
合格したものだけがあなたに届きます。
2つ目は、並行作業ができることです。
部署に分ければ、エンジニア部が作業中でも、会計・財務部に別の仕事を進めてもらえます。
複数の業務を並行して進められるようになります。
3つ目は、構造的に整理ができ、あなたが依頼先を一瞬で決められることです。
「LP改善ならマーケ部」「実装ならエンジニア部」「数字なら会計・財務部」という対応表が、自然とできあがります。
まとめ
今回学んだことを振り返ります。
5つの仕組みがありました。
- フォルダ構造:会社の入れ物を作る
- CLAUDE.md:会社方針と部署の役割を書く
- MCP:外部サービスとAIをつなぐ
- Skills:業務の手順をコマンド1つにまとめる
- サブエージェント機能:AI同士が連携して業務を進める
この5つを組み合わせると、Claude Codeが「AIチームに仕事を任せるプラットフォーム」に変わります。
人間1人で複数部署の仕事を同時並行で進められるようになります。
ここまで見ていただきありがとうございました。
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