プロンプトエンジニアリング超入門の3回目です。
生成AIを活用したいけれど、何から始めればいいのか迷っていませんか?
業務効率を上げたいのに、活用方法がわからず困っていませんか?
次のような疑問をお持ちではないでしょうか。
・生成AIでどんなことができるの?
・プロンプトエンジニアリングを使って何を実現できるの?
・業務効率化にどう役立つの?
この動画では、プロンプトエンジニアリングでできる8つの仕事をご紹介します。
生成AIを効果的に活用し、業務効率やスキルアップを目指したい方、ぜひ見てください。
ITやDXについての学びを発信する「キノコード」です。
私は紀貫之の子孫で、文章ではなくコードを書いているので「キノコード」と名乗っています。
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プロンプトエンジニアリングでできる8つの仕事
前のセクションでは、プロンプトエンジニアリングを学ぶメリットについて説明をしました。
このセクションでは、プロンプトエンジニアリングでできる8つの仕事を紹介します。
- 文章を作成してくれる
- 文章を要約してくれる
- 文章から情報を見つけてくれる
- 文章をカテゴリー分けしてくれる
- 質問に答えてくれる
- 対話をしてくれる
- 論理的に考えて答えを出してくれる
- ソースコードを書いてくれる
さっそく、生成AIをさわりながら試してみましょう。
なお、プロンプトエンジニアリングで8つの仕事を実現するための具体的なテクニックについては、次の動画から紹介をします。したがって、この動画では、具体的なやり方はさておき、できることを眺めていってください。
文章を作成してくれる
みなさん、業務や日常生活で文章を作ることがありますよね。
でも、書き始めるに時間がかかったこと、まとまりがつかなかったことなどはありませんか?
生成AIを使えば、簡単に文章を作成することができます。
それでは、実際に文章生成の例を見てみましょう。
まず、桃太郎の物語を生成してもらいます。
桃太郎の物語を作成してください。
出力:
昔々、ある村におじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。すると、川から大きな桃が流れてきました。おばあさんはその桃を家に持ち帰り、二人で切ってみると、中から元気な男の子が出てきました。
二人はその男の子を「桃太郎」と名付け、愛情を込めて育てました。桃太郎は成長するにつれて、とても強く、賢い若者になりました。ある日、鬼が島に住む鬼たちが村を襲い、村人たちの財宝を奪いました。桃太郎は村を救うために鬼を退治する決意をします。
おじいさんとおばあさんは、桃太郎にきびだんごを持たせ、旅の無事を祈って送り出しました。旅の途中で、犬、猿、キジに出会います。桃太郎はそれぞれにきびだんごをあげ、仲間に加えました。
ついに鬼が島に到着した桃太郎たちは、力を合わせて鬼たちと戦いました。犬が噛みつき、猿が引っかき、キジが空から攻撃し、桃太郎はその力をもって鬼のボスを打ち負かしました。鬼たちは降参し、奪った財宝をすべて返しました。
桃太郎は仲間たちと共に村に戻り、村人たちに財宝を返しました。村は再び平和になり、桃太郎は英雄として村人たちに称えられました。
めでたし、めでたし。
一文で桃太郎の物語を作ってくれましたね。
次に、商談後のお礼のメールを作成してもらいましょう。
商談後のお礼の文章を作成してください。
出力:
件名:本日の商談のお礼
〇〇様
お世話になっております。〇〇株式会社の浦上です。
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。お話しいただいた内容は非常に興味深く、今後のビジネスにおいて大変参考になりました。
また、いただいたご意見を基に、今後のプロジェクトの進行に向けて社内で検討を進めさせていただきます。引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。
何かご不明点や追加のご質問がございましたら、いつでもご連絡ください。
それでは、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
〇〇株式会社
〇〇(氏名)
このように、生成AIを使えば、わずか1行の指示でさまざまな文章を作成してもらうことができます。
文章作成の手間が省け、とても便利です。ぜひ、日常の業務や生活で活用してみてください。
文章を要約してくれる
仕事などで、長い文章を短くまとめたいということがありませんか?
生成AIを使えば、記事や内容を簡単に要約できます。
今回は、要約を試してみましょう。
例えば、桃太郎の話を要約してもらいましょう。
次の文章を要約してください。
"""
昔々、ある村におじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。すると、川から大きな桃が流れてきました。おばあさんはその桃を家に持ち帰り、二人で切ってみると、中から元気な男の子が出てきました。
二人はその男の子を「桃太郎」と名付け、愛情を込めて育てました。桃太郎は成長するにつれて、とても強く、賢い若者になりました。ある日、鬼が島に住む鬼たちが村を襲い、村人たちの財宝を奪いました。桃太郎は村を救うために鬼を退治する決意をします。
おじいさんとおばあさんは、桃太郎にきびだんごを持たせ、旅の無事を祈って送り出しました。旅の途中で、犬、猿、キジに出会います。桃太郎はそれぞれにきびだんごをあげ、仲間に加えました。
ついに鬼が島に到着した桃太郎たちは、力を合わせて鬼たちと戦いました。犬が噛みつき、猿が引っかき、キジが空から攻撃し、桃太郎はその力をもって鬼のボスを打ち負かしました。鬼たちは降参し、奪った財宝をすべて返しました。
桃太郎は仲間たちと共に村に戻り、村人たちに財宝を返しました。村は再び平和になり、桃太郎は英雄として村人たちに称えられました。
めでたし、めでたし。
"""
出力:
昔、川から流れてきた大きな桃から桃太郎が生まれ、おじいさんとおばあさんに育てられました。鬼が島の鬼たちが村を襲い財宝を奪ったため、桃太郎は犬、猿、キジと共に鬼退治に出発しました。力を合わせて鬼を打ち負かし、財宝を取り戻した桃太郎は村に平和をもたらし、英雄となりました。
情報が多いときは、さらに短く要約することもできます。
次の文章を一文で要約してください。
"""
昔々、ある村におじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。すると、川から大きな桃が流れてきました。おばあさんはその桃を家に持ち帰り、二人で切ってみると、中から元気な男の子が出てきました。
二人はその男の子を「桃太郎」と名付け、愛情を込めて育てました。桃太郎は成長するにつれて、とても強く、賢い若者になりました。ある日、鬼が島に住む鬼たちが村を襲い、村人たちの財宝を奪いました。桃太郎は村を救うために鬼を退治する決意をします。
おじいさんとおばあさんは、桃太郎にきびだんごを持たせ、旅の無事を祈って送り出しました。旅の途中で、犬、猿、キジに出会います。桃太郎はそれぞれにきびだんごをあげ、仲間に加えました。
ついに鬼が島に到着した桃太郎たちは、力を合わせて鬼たちと戦いました。犬が噛みつき、猿が引っかき、キジが空から攻撃し、桃太郎はその力をもって鬼のボスを打ち負かしました。鬼たちは降参し、奪った財宝をすべて返しました。
桃太郎は仲間たちと共に村に戻り、村人たちに財宝を返しました。村は再び平和になり、桃太郎は英雄として村人たちに称えられました。
めでたし、めでたし。
"""
出力:
おじいさんとおばあさんに育てられた桃太郎が、犬、猿、キジと共に鬼ヶ島で鬼を退治し、村に宝物を持ち帰る物語です。
このように、多くの情報があっても、生成AIを使えば瞬時に要約が可能です。
要約作業が効率的になり、とても便利です。
文章から情報を見つけてくれる
業務で、効率よく情報を見つけなければならないことがありますよね。
生成AIは、文章から必要な情報を見つけるも得意です。
生成AIが、どんな風に役立つのかを、桃太郎の例で見てみましょう。
桃太郎の仲間はなんだったか覚えていますか?
「桃太郎の仲間を教えてください」と質問をしてみましょう・
次の文章から、桃太郎の仲間を教えてください。
"""
昔々、ある村におじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。すると、川から大きな桃が流れてきました。おばあさんはその桃を家に持ち帰り、二人で切ってみると、中から元気な男の子が出てきました。
二人はその男の子を「桃太郎」と名付け、愛情を込めて育てました。桃太郎は成長するにつれて、とても強く、賢い若者になりました。ある日、鬼が島に住む鬼たちが村を襲い、村人たちの財宝を奪いました。桃太郎は村を救うために鬼を退治する決意をします。
おじいさんとおばあさんは、桃太郎にきびだんごを持たせ、旅の無事を祈って送り出しました。旅の途中で、犬、猿、キジに出会います。桃太郎はそれぞれにきびだんごをあげ、仲間に加えました。
ついに鬼が島に到着した桃太郎たちは、力を合わせて鬼たちと戦いました。犬が噛みつき、猿が引っかき、キジが空から攻撃し、桃太郎はその力をもって鬼のボスを打ち負かしました。鬼たちは降参し、奪った財宝をすべて返しました。
桃太郎は仲間たちと共に村に戻り、村人たちに財宝を返しました。村は再び平和になり、桃太郎は英雄として村人たちに称えられました。
めでたし、めでたし。
"""
出力:
桃太郎の仲間は、犬、猿、キジです。
もう1つ例を見てみましょう。
桃太郎が向かった場所は、どこだったでしょうか?
次の文章から、桃太郎が鬼を退治するために向かった場所を教えてください。
"""
昔々、ある村におじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。すると、川から大きな桃が流れてきました。おばあさんはその桃を家に持ち帰り、二人で切ってみると、中から元気な男の子が出てきました。
二人はその男の子を「桃太郎」と名付け、愛情を込めて育てました。桃太郎は成長するにつれて、とても強く、賢い若者になりました。ある日、鬼が島に住む鬼たちが村を襲い、村人たちの財宝を奪いました。桃太郎は村を救うために鬼を退治する決意をします。
おじいさんとおばあさんは、桃太郎にきびだんごを持たせ、旅の無事を祈って送り出しました。旅の途中で、犬、猿、キジに出会います。桃太郎はそれぞれにきびだんごをあげ、仲間に加えました。
ついに鬼が島に到着した桃太郎たちは、力を合わせて鬼たちと戦いました。犬が噛みつき、猿が引っかき、キジが空から攻撃し、桃太郎はその力をもって鬼のボスを打ち負かしました。鬼たちは降参し、奪った財宝をすべて返しました。
桃太郎は仲間たちと共に村に戻り、村人たちに財宝を返しました。村は再び平和になり、桃太郎は英雄として村人たちに称えられました。
めでたし、めでたし。
"""
出力:
初めて見る文章で、人間がやるとしたら数分はかかるでしょうか。
生成AIなら一瞬で見つけてくれます。
文章をカテゴリー分けしてくれる
皆さんは、たくさんの文章をカテゴリー分けしなければならないとき、どうしていますか?
生成AIを使えば、文章の内容を自動的に分類してくれます。
例えば、その文章が良い内容なのか、悪い内容なのか。
この記事が経済ニュースなのか、政治ニュースなのか。
そういった文章のカテゴリー分けを簡単に行うことができます。
まず、自社の商品のレビューを「高評価」「中評価」「低評価」のいずれかに分類してもらいましょう。
次のレビューを「高評価」「中評価」「低評価」のいずれかに分類してください。
# レビュー
この商品は品質がとても良く、満足しています。
出力:
高評価
分類してくれましたね。
もう1つ試してみましょう。
よくも悪くも捉えられる微妙なテキストです。
次のレビューを「高評価」「中評価」「低評価」のいずれかに分類してください。
# レビュー
この商品は、良いところもありましたが、悪いところもありました。
出力:
中評価
うまく分類してくれました。
他にも、ニュース記事のジャンルを分類してもらいましょう。
次のニュース記事のトピックを「政治」「経済」「スポーツ」「エンターテインメント」のいずれかに分類してください。
# ニュース記事
本日、政府は新しい経済政策を発表しました。
出力:
経済
うまく分類されました。
このような使い方は、社内ドキュメントやマニュアルの分類に利用できるでしょう。
このように、生成AIを使えば、文章のカテゴリー分けが簡単にできます。
分類作業の効率が上がり、とても便利です。
質問に答えてくれる
皆さんは、社内ドキュメントや資料について質問したいとき、どうしていますか?先輩や上司に聞いていますか?
生成AIを使えば、その文章に基づいて質問に答えてくれます。
例えば、「桃太郎が達成したことはなんですか?」と質問をしてみましょう。
桃太郎が達成したことはなんですか?
"""
昔々、ある村におじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。すると、川から大きな桃が流れてきました。おばあさんはその桃を家に持ち帰り、二人で切ってみると、中から元気な男の子が出てきました。
二人はその男の子を「桃太郎」と名付け、愛情を込めて育てました。桃太郎は成長するにつれて、とても強く、賢い若者になりました。ある日、鬼が島に住む鬼たちが村を襲い、村人たちの財宝を奪いました。桃太郎は村を救うために鬼を退治する決意をします。
おじいさんとおばあさんは、桃太郎にきびだんごを持たせ、旅の無事を祈って送り出しました。旅の途中で、犬、猿、キジに出会います。桃太郎はそれぞれにきびだんごをあげ、仲間に加えました。
ついに鬼が島に到着した桃太郎たちは、力を合わせて鬼たちと戦いました。犬が噛みつき、猿が引っかき、キジが空から攻撃し、桃太郎はその力をもって鬼のボスを打ち負かしました。鬼たちは降参し、奪った財宝をすべて返しました。
桃太郎は仲間たちと共に村に戻り、村人たちに財宝を返しました。村は再び平和になり、桃太郎は英雄として村人たちに称えられました。
めでたし、めでたし。
"""
出力:
桃太郎は、仲間たちと共に鬼を退治し、奪われた財宝を取り戻して村に平和をもたらしました。
的確に答えてくれましたね。
次に、「桃太郎の勝因」は何かを質問してみましょう。
桃太郎の勝因はなんですか?
"""
昔々、ある村におじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。すると、川から大きな桃が流れてきました。おばあさんはその桃を家に持ち帰り、二人で切ってみると、中から元気な男の子が出てきました。
二人はその男の子を「桃太郎」と名付け、愛情を込めて育てました。桃太郎は成長するにつれて、とても強く、賢い若者になりました。ある日、鬼が島に住む鬼たちが村を襲い、村人たちの財宝を奪いました。桃太郎は村を救うために鬼を退治する決意をします。
おじいさんとおばあさんは、桃太郎にきびだんごを持たせ、旅の無事を祈って送り出しました。旅の途中で、犬、猿、キジに出会います。桃太郎はそれぞれにきびだんごをあげ、仲間に加えました。
ついに鬼が島に到着した桃太郎たちは、力を合わせて鬼たちと戦いました。犬が噛みつき、猿が引っかき、キジが空から攻撃し、桃太郎はその力をもって鬼のボスを打ち負かしました。鬼たちは降参し、奪った財宝をすべて返しました。
桃太郎は仲間たちと共に村に戻り、村人たちに財宝を返しました。村は再び平和になり、桃太郎は英雄として村人たちに称えられました。
めでたし、めでたし。
"""
出力:
桃太郎の勝因は、犬、猿、キジという強力な仲間とのチームワークです。それぞれの特技を活かして力を合わせて戦い、鬼のボスを打ち負かしたことが勝利に繋がりました。
今回も、的確な答えを得られました。
このように、生成AIは文章に基づいた質問にも答えてくれます。
必要な情報をすぐに得られるので、とても便利ですよね。
対話をしてくれる
皆さんは、専門家とディスカッションをしたいと思ったことはありませんか?
生成AIの知能は、特定の分野では、人間の博士レベルを超えているとも言われています。
生成AIを使えば、専門家とまるで対話しているかのような体験ができます。
それでは、例を見てみましょう。
例えば、生成AIに、AIの研究者になってもらい、対話をしてみましょう。
以下のプロンプトを作成しました。
「人」はあなたです。
研究者の回答部分を空欄にしておきました。
ちなみに、このようなプロンプトエンジニアリングのテクニックは、Few-shotと呼ばれています。
詳しい使い方は、後ほどのレッスンでご紹介しますのでご安心ください。
まずは、対話ができることを体験してみましょう。
以下はAIの研究者との会話です。
AI研究者の回答は小学生でも理解できるようになっています。
人:こんにちは、あなたは誰ですか?
研究者:やあ!私はAIの研究者です。今日は何をお手伝いできますか?
人:生成AIについて教えてもらえますか?
研究者:
出力:
もちろんです!生成AIというのは、コンピュータが言葉や絵を作る力を持っている技術のことです。例えば、文章を書いたり、絵を描いたり、音楽を作ったりできるんです。これを実現するために、AIはたくさんのデータを使って学習し、どうやって文章や絵ができているかを理解していきます。だから、私たちが質問すると、それに合った文章や絵をすぐに作ってくれるんです。
対話をしているか如くの回答が返って来ましたね。
追加で質問をしましょう
生成AIはどんな技術でできているのですか?
出力:
生成AIは、主に「機械学習」という技術を使って作られています。機械学習は、コンピュータがたくさんのデータを見てパターンを学ぶ仕組みです。生成AIの場合、例えば文章を作るために、AIはたくさんの本や記事を読んで、どうやって言葉を並べるかを学びます。
その中でも特に「ディープラーニング」という技術が重要です。ディープラーニングは、人間の脳の働きをまねた技術で、AIが自分でデータの特徴を見つけ出すことができるんです。これによって、文章や画像を新しく作ることができるようになります。
まとめると、生成AIは「機械学習」と「ディープラーニング」という技術を使って、データから学び、私たちに文章や画像などを生成してくれるんです。
このように、生成AIを活用すれば、特定の役割をもつ生成AIと対話をすることができます。
役割は、エンジニアでも、コンサルタントでも、研究者でもOKです。
しかも、無料で相談ができます。
また、これを応用すると、自社専用のチャットボットを作ることがができます。
ぜひ業務に活用してみてください。
理由を考えて答えを出してくれる
皆さんは、ビジネスやプライベートの問題や課題を考える時に、どうやって答えを見つけていますか?
理由や根拠を一つ一つつなげて、最終的な結論を導き出しているのではないでしょうか。
生成AIも同じように論理的に考えて答えを出してくれるんです。
つまり、生成AIは、論理的思考や推論ができます。
「論理的思考」や「推論」とは、考えたことを順番に積み重ねて、最後にどんな結論が出るかを考える方法のことです。
生成AIがこれを行えるということは、もう人間のようだと言っても過言ではありません。
では、具体的な例を見てみましょう。
「リンゴ2個とバナナ3本があります。どちらの重さが重いですか?」という質問をしてもらいましょう。
リンゴ2個とバナナ3本があります。どちらの重さが重いですか?
出力:
リンゴ2個とバナナ3本のどちらが重いかは、それぞれの重さによりますが、一般的にはリンゴ1個がバナナ1本より重いことが多いです。
そのため、リンゴ2個のほうがバナナ3本より少し重い可能性があります。
しかし、リンゴやバナナの大きさや種類によって違いがあるので、正確には計ってみないとわかりません。
理由を考えて答えを出していますよね。
次に、このようなプロンプトを与えてみましょう。
これは中学の頃に習った素数です。
素数とは、1とその数自身だけで割り切れる数字のことです。つまり、他の数字では割り切れない数字です。
2, 3, 5, 7…次にくる数字は何ですか?
出力:
次にくる数字は「11」です。
この数列は素数の並びで、2, 3, 5, 7の次の素数は11です。
答えをだしてくれていますよね。
生成AIは、論理的思考を使って答えを出すことができます。
理由や根拠を積み重ねて結論を導くことで、複雑な問題にも対応できます。
この機能を活用すれば、あなたの業務の効率化や問題解決にとって役立つでしょう。
コードを書いてくれる
皆さんは、コードを書くときに、あれってどうやって書くんだっけ?もっと工夫した書き方はないんだろうか?と思ったことはありませんか?
生成AIに依頼をすれば、ソースコードを書いてくれます。
今の時代は、生成AIとともにソースコードを作り上げる時代です。
今回は、Excelを自動化するPythonのプログラムを生成AIに書いてもらいましょう。
月毎の売り上げの合計を算出して、棒グラフを作成するコードをください。
(使用データ:sales_data.xlsx)
出力:
import pandas as pd
import matplotlib.pyplot as plt
import japanize_matplotlib
# Excelファイルの読み込み
file_path = 'sales_data.xlsx'
data = pd.read_excel(file_path)
# 各月の売上合計を計算
monthly_sales_totals = data[['1月売上', '2月売上', '3月売上']].sum()
# 計算結果の表示
print(monthly_sales_totals)
# 売上合計を棒グラフで表示
plt.figure(figsize=(8, 6))
monthly_sales_totals.plot(kind='bar')
plt.title('月毎の売上合計')
plt.ylabel('売上(円)')
plt.xlabel('月')
plt.xticks(rotation=0)
plt.show()
このような具体的な指示でコードを生成できます。
プログラムは、基本的なことを勉強すれば、非エンジニアの方でも使いこなせるようになります。
このように、生成AIを活用すれば、コードの生成も簡単に行うことができます。
プログラミングのハードルが下がり、誰でも活用できる時代になりました。
ぜひ、生成AIを使ってプログラム作成にチャレンジしてみてください。
まとめ
以上のように、プロンプトエンジニアリングでできる8つの仕事をみてきました。
復習をしましょう。
- 文章を作成してくれる
- 文章を要約してくれる
- 文章から情報を見つけてくれる
- 文章をカテゴリー分けしてくれる
- 質問に答えてくれる
- 対話をしてくれる
- 理由を考えて答えを出してくれる
- ソースコードを書いてくれる
これらの仕事は、人間の仕事の大部分を占めるといってもいいのではないでしょうか。
普段、文章を作成したり要約したり情報を見つけ出したりするのは面倒だと感じることもあるかもしれません。
しかし、生成AIを使えば簡単になります。
文章作成では、プロのライターさんが隣にいてくれるようなものです。
文章の内容を分類したり情報を見つけ出すことでは、あなただけの秘書がいてくれるようなものです。
情報収集や質問においては、プロのリサーチャーがいつでも手助けしてくれます。
資料作成や提案業務においては、プロのコンサルタントがそばにいるが如きです。
プログラミングにおいては、プロのエンジニアがあなたをサポートします。
これらのプロを雇うとどれだけ費用がかかると思いますか?
数百万円以上かかるといってもいいでしょう。
生成AIは、プロを雇うのに比べると、事実上無料のような金額です。
また、今すぐでも答えが返ってきます。圧倒的なスピードです。
生成AIを使わない手はないですよね。
プロンプトエンジニアリングを学んでみたいという気持ちはでてきましたか?
さぁ、次からは、プロンプトエンジニアリングの具体的な内容について学びます。
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